井上尚弥【写真:AP】

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パッキャオ、ワイルダーらそうそうたる選手よりも上位に支持

 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級大会で優勝した井上尚弥(大橋)。米メディアでは2019年の年間最優秀ファイターの投票を開始。名だたる猛者8人の中に名前が挙がっていた「NAOYA INOUE」だが、投票開始からわずか6日で「今や3頭立てに」と中間発表。“年間MVP”の有力候補にモンスターが残っている。

「2019年WBN年間最優秀ファイター賞で有力候補のトリオがラストスパート」と報じたのは米ボクシング専門メディア「ワールドボクシングニュース」だった。

 当初発表された候補者は8人いた。

 ウェルター級2団体統一王者のエロール・スペンス(米国)、カネロこと4階級王者のサウル・アルバレス(メキシコ)、6階級王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)、WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(英国)、WBSSスーパーライト級大会を制したジョシュ・テイラー(英国)、世界ヘビー級3団体王者に返り咲いたアンソニー・ジョシュア(英国)、WBC世界スーパーフライ級王者のフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)という錚々たる選手とともに、井上が選出されていた。

 同メディアは投票開始から6日目で、中間発表を行った。記事では「英国のジョシュ・テイラーがカネロ・アルバレスとナオヤ・イノウエに挟まれ、3頭立てレースに変貌した」と報じている。

 現時点でトップはカネロ、2位はテイラー、3位は井上。「カネロは現時点で有力候補だが、テイラーとイノウエは素晴らしい勝機を依然として掴んでいる」と現状を分析。2019年ボクシング界のトップ3に残った井上。ここから大逆転を果たすことはできるのか。投票締め切りは現地時間の来年1月7日となっている。(THE ANSWER編集部)