『屍人荘の殺人』綾辻行人、有栖川有栖らが絶賛!浜辺美波扮する比留子に「何と可愛くもオモシロイことか」
12月13日(金)より公開される映画『屍人荘の殺人』の場面写真7点が解禁。この度、綾辻行人、有栖川有栖、天樹征丸、松丸亮吾ら著名人から感想コメントが到着した。
今村昌弘の同名小説を実写映画化した本作。ミステリー愛好会に所属し、強引な「探偵たち」に翻弄される大学生・葉村譲役に神木隆之介、主人公たちを前代未聞の謎へと誘う女子大生探偵役・剣崎比留子役に浜辺美波、主人公たちが通う神紅大学の中で“神紅のホームズ”の異名をとり、神木演じる葉村を振り回すミステリー愛好会の会長・明智恭介を中村倫也が演じる。監督を、「99.9 -刑事専門弁護士-」「警部補 矢部謙三」両シリーズを手掛けた木村ひさしが務める。
綾辻行人(「館」シリーズ)、有栖川有栖(「学生アリス」シリーズ)、天樹征丸(「金田一少年の事件簿」原作者)、松丸亮吾(謎解きクリエイター)らミステリ界&謎解き界のトップを走る面々から映画『屍人荘の殺人』の感想コメントが到着した。
ミステリを愛する人ならその名を知らない人はいないミステリ作家・綾辻行人は「制作陣が打ち出した方向性といくつもの工夫は、原作の美点を充分に活かしたうえで、よりいっそう作品のエンターテインメント性を高めることに成功している。お見事である。」と述べ、ミステリ界の第一線を走る有栖川有栖は「これほどトリッキーな館ものの本格ミステリが、これほどきっちりと映画化されたのは快挙でしょう。二人の名探偵+ワトソン役のキャスティングも、ぴたりとはまっています。」とコメント。
さらに「屍人荘の殺人」原作者・今村昌弘が大ファンと公言する、「金田一少年の事件簿」原作者・天樹征丸からは「ミステリを愛しその未来に期待している者として、この映画を心より推薦したいと思う。」という言葉が届き、ミステリ界の大物たちが本作を絶賛している。
謎解きクリエイターとして活躍中の松丸亮吾から「『これは難しそう、犯人はどうやってやったんだろう…?』と感じたトリックも、進んでいくうちに全て解くための情報が揃っていて、解説を聞くと思わず『これは先に思いつきたかった…!』と悔しくなりさえしました(笑)そういった意味では、観てる人も一緒に参加して楽しめる“謎解きゲーム”的な見方もできるのかなと。もし探偵よりも先に答えにたどり着けたら相当快感です。」との気持ちのこもったコメントも。
さらに、「屍人荘の殺人」の原作者・今村昌弘がシリーズ新作短編を発表。12月11日(水)発売の『ミステリーズ!98号』に「屍人荘の殺人」エピソード0「明智恭介 最初でも最後でもない事件」が掲載される。
綾辻行人 コメント
原作小説を読んだとき最も感心したのは、破天荒な特殊設定を用いながらもあくまで本格ミステリの正道を行くトリックやロジック、その強度と巧妙さだった。同時に、映像化との相性の良さも強く感じたものだったが、早くもそれが実現したわけだ。ここで制作陣が打ち出した方向性といくつもの工夫は、原作の美点を充分に活かしたうえで、よりいっそう作品のエンターテインメント性を高めることに成功している。お見事である。
それにしても、剣崎比留子を演じる浜辺美波の、何と可愛くもオモシロイことか。すっかり私、やられてしまいました。
有栖川有栖 コメント
これほどトリッキーな館ものの本格ミステリーが、これほどきっちりと映画化されたのは快挙でしょう。二人の名探偵+ワトソン役のキャスティングも、ぴたりとはまっています。
全編にちりばめられた謎を解き、犯人を見破るための手掛かりがフェアに提示されるので、ぜひスクリーンに集中して、とんでもない状況下(とんでもなさすぎる……)での推理ゲームをお楽しみください。
原作にはないオリジナルのアイディアも盛り込まれています。
天樹征丸 コメント
小説と漫画を分け隔てなく読みながら育った新世代のミステリ作家が、またひとつ刺激的な作品を著し、それが早くも映画になった。金田一少年シリーズが拠り所とした、ビジュアライズされて活きる設定やトリック、キャラクターに、ある『新しいエレメント』が加わったこの映画は、ミステリファンのみならず、誰しもが楽しめる上質なエンターテイメントに仕上がっている。しかもそのスタッフには、金田一少年の映像化に携わったクリエーターが、複数人関わっていると聞いた。
これは観なくてはならない。
ミステリを愛しその未来に期待している者として、この映画を心より推薦したいと思う。
松丸亮吾 コメント
序盤・中盤に散りばめられた伏線が、終盤にかけて余すところなく回収されるさまが本当に鮮やかでした。「これは難しそう、犯人はどうやってやったんだろう…?」と感じたトリックも、進んでいくうちに全て解くための情報が揃っていて、解説を聞くと思わず「これは先に思いつきたかった…!」と悔しくなりさえしました(笑)そういった意味では、観てる人も一緒に参加して楽しめる“謎解きゲーム”的な見方もできるのかなと。もし探偵よりも先に答えにたどり着けたら相当快感です。ぜひ劇場で挑んでみてください!
映画『屍人荘の殺人』は12月13日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2019「屍人荘の殺人」製作委員会
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