井上尚弥(左)とジョエルリエル・カシメロ【写真:AP・Getty images】

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MPプロモーションズのギボンズ氏が勝利を断言「俺の家を賭けてもいい」

 ボクシングのWBO世界バンタム級王座統一12回戦(英バーミンガム)は30日(日本時間1日)、暫定王者ジョエルリエル・カシメロ(フィリピン)が正規王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)に3回TKOで破り、正規王座と暫定王座の統一に成功。試合後はWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)に挑戦状を叩きつけた。カシメロが契約するプロモーション会社「MPプロモーションズ」幹部は「カシメロはイノウエをKOする、俺の家を賭けてもいい」と断言したという。米専門誌「リング」が伝えている。

 モンスターに対し、大胆不敵な宣戦布告だ。記事によると、カシメロの勝利を受け、MP社でマッチメーカーを務めるショーン・ギボンズ氏は井上戦について、こう宣言したという。

「俺たちは金が欲しくて、この話をしているんじゃない。コイツ(カシメロ)が凄腕野郎だから言っているんだ」と息巻いた同氏は「カシメロはパンチできる、自分のボクシングができる、勝利できると思う。この男はイノウエをKOすると思う、俺の家を賭けてもいい」とまで言ってのけたという。

 自らの家を賭けることも厭わないほど、自信たっぷりに語ったギボンズ氏。さらに「カシメロはテテをKOした右フックやアッパーと同様なものをトレーナーたちと毎日練習していた」と指摘した上で「イノウエの攻撃スタイルだとカシメロはテテより簡単に大きなパンチを放てるだろう」とも語ったという。

 もし実現し、各団体が認めれば、井上にとっては日本人初となる3団体統一戦。6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が経営する)が経営するMPプロモーションズの陣営は早くも自信満々のようだ。(THE ANSWER編集部)