中国の海南島で行われる第2回海南島国際映画祭(12月1日〜8日)にて、映画『影裏』が日本映画では唯一となるコンペティション部門に選ばれた。

中国の4大国際映画祭の1つとして知られる海南島国際映画祭(Hainan Island International Film Festival)は、中国最大のリゾート地・海南島にある三亜、海口、瓊海の3市をつなぐ「島全体での映画祭」を目指し、昨年初めて開催された。今年はフランス人女優のソフィー・マルソーがアンバサダーを務め、「マスタークラス」には黒沢清監督を招待、同監督の特集上映も決定し、世界中の映画ファンから多くの注目を集めている。

今年から新たにコンペティション部門を創設。世界の優れた作品と監督を発掘し、広めたいという本映画祭の理念に基づき、カンヌやヴェネチアなどの国際映画祭を賑わせてきた錚々たる作品が集められた。その高いクオリティを誇る秀作群の一本として、日本からは唯一『影裏』がコンペティション部門に選出され、ワールドプレミア上映を行う。

第157回芥川賞を受賞したヒューマンミステリー小説「影裏」(原作:沼田真佑)を、『るろうに剣心』『3月のライオン』などで知られる大友啓史監督が、綾野剛・松田龍平をメインキャストに迎え映画化した本作。現地でのワールドプレミア上映の舞台挨拶には綾野剛、松田龍平、大友啓史監督が参加する。

映画『影裏』は2020年2月14日(金)より全国ロードショー

(C)2020「影裏」製作委員会

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