2度目の出願

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流通大手のイオンが、「AEON PAY」の商標出願をしたことが、J-CASTニュースの取材で分かった。

同社は「研究の一つとして登録しただけ」と話すが、QRコードを使ったスマートフォン決済への参入を念頭に置いたとみられる。

WAONと共存?

出願日は2019年9月6日と10月7日。1度目に出願された「AEON PAY」のロゴは黒一色と簡素だが、2度目はイオンのロゴに似たマゼンタカラーのデザインとなっている。

イオンの広報担当者は28日、取材に対し「研究の一つとして登録しただけで、現時点でサービスを開始する意図ではない」と話す。

イオングループにおいては、非接触技術「FeliCa(フェリカ)」に対応する電子マネー「WAON(ワオン)」を発行し、グループ内外で導入を進めてきた。最近ではPayPay、LINE Pay、メルペイなど、QRコードに対応したスマホ決済が利用者を急速に伸ばしている。

一方、セブン-イレブンのQRコード決済「7pay(セブンペイ)」では、セキュリティーの脆弱性により不正アクセスが相次ぎ、サービス開始後すぐに廃止された。