2試合連続のスタメンを飾った安部。61分までプレーした。(C)Mutsu KAWAMORI

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 現地時間9月29日に開催されたスペインのセグンダB(実質3部)の第6節で、バルセロナBはホームのエスタディ・ヨハン・クライフにレバンテを迎えた。

 2試合連続の先発出場となったバルサBの安部裕葵は、これまで主戦場だった左ウイングではなく、4‐3‐3の右ウイングに入った。

 前半は両チームともチャンスを作れず迎えた後半早々、バルサBは右サイドを崩されてピンチを招くも、クロスに合わせた至近距離からのシュートをGKイニャキがビッグセーブで防ぐ。

 その後もレバンテBに押し込まれる展開が続き、安部は61分にコリャドと無念の交代。中央にポジションを移してボールを呼び込むなど積極的にプレーしたが、見せ場を作れなかった。
 
 60分過ぎから徐々にペースを掴んだホームチームは、69分にダニ・モレルが右サイドから送り込んだクロスにCFアベル・ルイスが合わせて均衡を破る。その6分後にもプッチのパスに抜け出たA・ルイスがGKと1対1になるも、決めきれない。

 決定的な追加点が生まれたのは89分。安部に代わって入った、いわばライバルのコリャドが、個人技で3人をするするとかわし、最後はヒールシュートでゴールに流し込んだ。スペイン紙『Marca』が、「バルサB史上最高のゴール?」というタイトルをつけて動画を公開するほど、鮮烈な一撃だった。

 苦戦を強いられながらも2‐0で完封勝利を挙げたバルサBは、連勝で開幕6戦を3勝2分け1敗としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部