開始3分、ブエノが先制点をゲット! 写真:徳原隆元

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 J1リーグは9月14日、各地で26節の7試合を開催。県立カシマサッカースタジアムでは、2位の鹿島アントラーズと首位・FC東京の一戦が行なわれ、鹿島が2-0で勝利を収めた。

 優勝争いの直接対決となった大一番は、開始3分にいきなりスコアが動いた。ホームの鹿島が右CKを得ると、レオ・シルバのクロスにブエノが下がりながらも頭で合わせ、ゴール左隅に流し込む。鹿島が先制に成功する。

 首位攻防の一戦らしく、局面では激しいデュエルが繰り広げられる。互いに厳しい球際でのチェックで隙を見せず、その後はスコアレスで推移。前半は1対0で終了する。

 迎えた後半、1点ビハインドのFC東京が反撃に打って出る。鹿島を自陣に押し込み、エースのディエゴ・オリヴェイラ、スピードのある永井謙佑が次々とゴールに襲い掛かる。しかし、鹿島の守護神、クォン・スンテの好守などで鹿島も容易にゴールを許さない。
 
 すると、鹿島は78分、待望の追加点を奪う。敵陣ペナルティエリア手前でパスを受けたセルジーニョが左足を振り抜くと、豪快なシュートがネットに突き刺さる。鹿島が2-0とリードを広げた。

 鹿島はその後、FC東京に反撃を許さず2-0のまま守り切り、勝点3を手にした。優勝争いの大一番で勝負強さを発揮した鹿島。勝点を51に伸ばし、首位のFC東京にいよいよ1ポイント差と迫った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部