NASAの太陽接近探査機「ソーラー・パーカー・プローブ」が2019年9月1日(現地時間)、太陽への3回目のフライバイを完了しました。


ソーラー・パーカー・プローブは2018年8月に打ち上げられた探査機で、太陽に24回接近しながら7年間の観測をおこいます。ミッションの最中にはコロナや太陽の電界、磁場、太陽風を観測する予定です。


また、探査機には11.4cmのシールドが設置されており、太陽からの熱と放射に耐え、最終的には616万kmの距離まで近づきます。


今回のフライバイでは、ソーラー・パーカー・プローブは太陽に2400万キロまで接近。飛行速度は時速約34万キロにも達しました。そして、ミッションをつうじて太陽の謎を解き明かすことを期待されているのです。


 


Image: NASA
■NASA’s Record-Breaking Parker Solar Probe Aces 3rd Sun Flyby
https://www.space.com/parker-solar-probe-third-sun-flyby-success.html
文/塚本直樹