インドの月探査ミッション「チャンドラヤーン2号」にて2019年9月2日、オービター(月周回探査機)とランダー(着陸機)が分離されました。


チャンドラヤーン2号は高度100kmを飛行するオービター、月に着陸するランダー「ヴィクラム(Vikram)」、月面を移動するローバー「プラギャン(Pragyan)」から成り立ちます。


そしてオービターやランダー、ローバーはそれぞれ観測機器を搭載し、月の水資源やX線に関する調査をおこないます。


今後、オービターは約1年間月を周回しながらミッションを続けます。一方、ランダーは9月6日にも月面に着陸する予定です。ランダーとローバーの活動期間は14日間となっています。


今回のミッションが成功すれば、インドは旧ソ連、アメリカ、中国に続き、4カ国目に探査機を月へと軟着陸させた国となります。


 


Image: ISRO
■India’s Chandrayaan-2 Moon Orbiter Releases Vikram Lunar Lander
https://www.space.com/india-chandrayaan-2-moon-orbiter-lander-separation.html
文/塚本直樹