マスカット監督(左)が、本田(右)の自己管理能力を絶賛している【写真:Getty Images】

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カンボジアから帰国して中2日でシドニーFC戦に臨み、決勝PKを沈めて勝利に貢献

 メルボルン・ビクトリーのMF本田圭佑は25日、リーグ第5節シドニーFC戦に先発出場。

 後半25分にペナルティーエリア内で倒されて得たPKを自ら沈め、決勝ゴールで2-1の勝利に貢献した。ケビン・マスカット監督は、本田の自己管理能力を絶賛している。

 1-1で迎えた後半25分、パスに抜け出した本田はペナルティーエリア内に進入。シュートを警戒して体を投げ出すタックルを見せた相手マーカーに倒され、PKを獲得した。

 キッカーを務めた本田は、相手GKとの駆け引きを冷静に制し、逆を突くキックでネットを揺らしてリーグ2試合連続ゴールをマーク。メルボルン・Vは本田の決勝点で2-1と勝利し、リーグ3連勝を飾った。

 クラブ公式サイトは、試合後にマスカット監督が発した絶賛コメントを掲載している。

「信じられないほど素晴らしく自己管理ができている。振る舞い、自己管理において、彼はプロ中のプロ。カンボジアから木曜朝に帰国して、同日13時にはトレーニング場にいた。体を動かして自主練習をしたら、金曜にはチームと練習。昨日(土曜)には一緒に(シドニーへ)飛んで、試合にあれほど大きな影響を与えた」

 本田は11日にリーグ第4節セントラル・コースト・マリナーズ戦(4-1)を終えた後、AFFスズキカップに参戦するカンボジア代表に合流すべくミャンマーに移動。ミャンマー戦は1-4で敗れたものの、カンボジアに移動して行われたラオス戦は3-1で勝利し、実質的な指揮を担うGMとなってから初白星を飾った。その後、22日にオーストラリアに戻り、中2日で敵地での試合に臨んだ32歳のレフティーに指揮官も惜しみない賛辞を送っていた。

 5試合で3ゴール3アシストと大車輪の活躍を見せる背番号4への信頼は、日に日に厚くなっているようだ。


(Football ZONE web編集部)