森保監督、渋滞によるキックオフ遅延も覚悟 「間に合わないかと思っていた」
十分な準備ができなかった一戦でベネズエラと1-1ドロー 「勝利を届けられなかったことが残念」
日本代表は16日、国際親善試合でベネズエラ代表と対戦。
1-1の引き分けに終わり、森保一監督就任からの連勝は「3」でストップした。試合前に交通渋滞で会場入りが遅れるアクシデントの中でゲームを迎えたこともあり、森保監督は「尽力して下さった方に感謝したい」と周囲のサポートへ感謝を述べた。
この日、日本代表、ベネズエラ代表の両チームともに大分スポーツ公園総合競技場への移動で渋滞に捕まり、キックオフまで1時間を切って会場入りする異例の事態となった。予定どおり19時30分にスタートしたが、十分なウォーミングアップはできていなかった。
日本は前半39分にMF中島翔哉(ポルティモネンセ)のFKからDF酒井宏樹(マルセイユ)がジャンピングボレーで押し込んで先制するも、後半にPKで失点。選手を大幅に入れ替えた終盤はなかなかチャンスも作れず、結果は1-1の引き分けに終わり、新体制初陣からの4連勝は逃した。
「選手たちが今日、なかなかウォームアップもできない状況のなか、最善の準備をしてくれて先制点も奪ってくれた。追加点を奪って勝ち切りたかったが、そこは課題。今日、我々を応援しに来てくれたサポーターに勝利を届けられなかったことが残念」
森保監督は試合後のインタビューで、勝利を逃したことを課題に挙げていた。その一方で、渋滞というアクシデントに見舞われながらも、無事に試合が行われたことについて、周囲のサポートへ感謝の言葉を述べた。
「ホテルから渋滞していて試合に間に合わないかと思っていたところ、大分の警察が先導してくれた。サポーターの方も試合に間に合わないかというなかで道を譲ってくれた。尽力して下さった方に感謝したい。(次の試合へ)勝利を目指して準備していきたい」
森保ジャパンは20日に、キルギスと豊田スタジアムで対戦する。アジアカップへ向けたテストとなる重要な一戦。今度はファンに勝利を届けることができるだろうか。
(Football ZONE web編集部)