大谷、MLB公式の新人王記者投票1位 開幕後の活躍は「1世紀ぶり真の二刀流」
MLB公式サイトの記者にアンケート、アンドゥハーを圧倒して断トツ
レギュラーシーズン終了まであとわずかとなっているメジャーリーグ。MLB公式サイトでは、番記者による現時点の新人王投票アンケート調査を実施し、今季終了後に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることが決まったエンゼルスの大谷翔平投手が、圧倒的大差でトップの支持を受けた。
「最後の新人王投票」という特集では、MLB公式サイトの全米野球記者協会(BBWAA)メンバーの番記者34人に対して、現時点での新人王のアンケートを行っている。記者は1位から3位までの3人に投票。シーズン終了後、実際に新人王を選出するのと同じ方式で、大谷は36人中26人から1位の支持を受けたという。合計154ポイントで断トツだ。
2位はヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手で、1位は9票の合計93ポイント。3位はヤンキースのグレイバー・トーレス内野手で、1位は1票の合計71ポイントとなっている。9月4日時点のアンケートで首位だったアンドゥハーを逆転し、61ポイントという大差をつけてトップに。5月30日の開幕直後以来となる首位奪還となったという。
「24歳のオオタニは5月に1度だけア・リーグの調査でトップに立っていた。彼が野球界において、ほぼ1世紀ぶりの真の二刀流だった時だ。彼は6月に右肘靭帯を痛めたために、今季は指名打者として終えることになる」
特集ではこう伝えている。大谷はシーズン終了後にトミー・ジョン手術を受けることが決定したが、その才能に疑いの余地はないと評価。「才能という部分ではオオタニはあらゆる疑問に回答している」と、投打両方の成績を紹介している。
一方、ナ・リーグはブレーブスのロナルド・アクーニャJr外野手が176ポイントで1位をキープした。
6月の右肘靭帯損傷で一時離脱を余儀なくされた大谷は新人王争いで不利と見られていたが、最終コーナーでの本塁打量産で大逆転を果たそうとしているようだ。(Full-Count編集部)