エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

写真拡大

8月以降のOPSはメジャートップ「トラウト以外では打者として最も生産性のある活躍」

 エンゼルス大谷翔平投手は14日(日本時間15日)の本拠地マリナーズ戦で4打数無安打に終わったものの、後半戦の打撃成績は凄まじいことになっている。地元メディアは、メジャーで重視される指標「OPS」(出塁率+長打率)において、大谷は8月以降ではメジャートップを記録していると紹介。「彼はメジャーで最もエリートな打者の一人」と評価している。

 大谷は13日(日本時間14日)の本拠地マリナーズ戦でも9回に痛烈な“中前二塁打“を放ち、2試合連続安打をマーク。11日(同12日)の本拠地レンジャーズ戦で3打数無安打に終わるまでは、8試合連続安打を記録していた。

 ここまで打率.290、19本塁打、54打点をマーク。打率3割復帰に迫っており、二塁打は20本に到達した。出塁率も.370と優秀な数字で、長打率.583とともにハイレベルな数字となっている。この2つを合わせたOPSは、8月以降で限定するとさらにすごい成績になるという。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「オオタニがひとたび(投手として)グラブを置くと、彼はメジャーで最もエリートな打者の一人として浮上した」と指摘している。開幕から二刀流で大活躍を見せた大谷は、6月に右肘靭帯損傷が見つかり、約1か月に渡り欠場。7月に復帰してからは打者としての出場を続けてきた。2日(同3日)の敵地アストロズ戦で投手としても復帰したものの、その後、新たな靭帯損傷が明らかに。再び打者に専念している。この2か月半はほとんど打者としてプレーしているが、8月以降の成績はまさに驚異的だ。

 記事では「オオタニは木曜日(13日=日本時間14日)の試合前の時点で、8月以降では球界トップとなるOPS.1246を記録している。その時点からこれまでに、彼は32試合に出場して打率.367、10本塁打、29打点、8盗塁を記録している」と紹介。そして、「オオタニはマイク・トラウト以外では打者として最も生産性のある活躍をしている」と続けていた。

 メジャーNO1プレーヤーと称されるトラウトとともに、エンゼルス打線で輝きを放ち続けている大谷。パワーとスピードを兼ね備える2人が3番、4番で並ぶ打線は、相手にとってまさに脅威だ。来季は打者に専念することが濃厚となっているが、いったいどんな成績を残すのだろうか。(Full-Count編集部)