【MLB】ソーシア監督、大谷と松井氏の違い語る「秀喜はスマート」「パワーは翔平」
松井氏以来となる日本人2人目の20発なるか「彼らは違うタイプの選手」
エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、本拠地レンジャーズ戦に「4番・DH」で渡米後最長の8試合連続スタメン出場。ここまで19本塁打を放っており、松井秀喜氏以来、日本人2人目となるシーズン20本塁打到達に期待がかかる。2010年には、エンゼルスに在籍した松井氏とも指揮官として共闘したマイク・ソーシア監督は、2人について「違うタイプの選手」と説明。松井氏は「スマートな選手だった」としつつ、「ショウヘイの方がパワーがあると思う」と印象を話した。
松井氏はワールドシリースMVPに輝いた2009年のオフにヤンキースからFAとなり、エンゼルスと契約。2010年は145試合に出場し、打率.274、21本塁打、84打点の成績を残した。日本人がシーズン20本塁打を放ったのは、これが最後となっている。
この日の試合前、2人の違いについて聞かれたソーシア監督は「彼(松井)がエンゼルスで20本の打った時はキャリアの最後の方で、今のショウヘイはキャリアが始まったばかり。ヒデキが23〜24歳の時(のプレー)を見ていないが、ショウヘイの方がパワーがあると思う」と説明。試合やフリー打撃で、メジャーでも周囲を驚かせるほどの特大弾を連発する大谷のパワーは、やはり特別なようだ。
一方で「彼らは違うタイプの選手だ」とも言及。松井氏の印象については「ヒデキは経験があったから、打席に立った時にどういう打撃をするべきか理解している非常にスマートな選手だった」と明かした。
メジャー1年目の日本人選手としては、すでに単独1位の19本塁打を放っている大谷。この試合で松井氏以来の20本塁打到達となるか、注目が集まる。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)