打者・大谷翔平の豪快なバッティングに続々と称賛の声が上がっている【写真:Getty Images】

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右肘負傷の影響を感じさせない打棒に現地からは驚愕の声

 米大リーグのエンゼルス大谷翔平投手は7日(日本時間8日)の敵地ホワイトソックス戦に「5番・DH」でスタメン出場。3回の第2打席に勝ち越しの19号3ランを放ち、2006年の城島健司(マリナーズ)が持つMLB1年目の日本人選手の最多本塁打記録を更新した。やや詰まりながらも、パワーでスタンドまで運んだメモリアル弾をMLBは動画で公開。現地ファンからは続々と称賛の声が上がっている。

 もはや左腕も大谷の障壁にはならないようだ。1-1の3回1死一、二塁で迎えた第2打席だった。サウスポー・ロドンが投じた2ボールからの94マイル(約151キロ)のインハイ直球をコンパクトにたたいた。やや差し込まれたか、決して完璧な当たりではないように見えたが、打球はぐんぐん伸びて、中堅手エンゲルの差し出したグラブごと、ぎりぎりでスタンドに飛び込んだ。

 移籍後自身2度目となる3試合連続弾。右肘靱帯損傷が発覚してから2試合で3発。ここ3試合で4発と量産し、大台の20本塁打にも王手をかけた。

 動画を公開したMLBの公式ツイッター、公式インスタグラムには続々と称賛の声が寄せられている。

本塁打量産で新人王争いも混迷、ファンも期待「オオタニこそが!」

「19本塁打をアンドゥハーのおおよそ半分の打席数で打っている!オオタニこそが新人王!」
「このホームランはとてもパワフルだったしセンターのグローブも弾き飛ばしていった」
「新人王だ」
「手術後もDHとして出場すれば、2019年は本塁打量産の年に!」
「ベーブ・ルースの生まれ変わり」
「『ビッグフライ! オオタニサン』をシーズン中ずっと耳にしているような気がするよ」
「彼には魔法の腕がついているとしか思えない」

 右肘負傷の影響を全く感じさせない大谷の打棒。今季一杯は野手としての出場を明言しており、このペースで本塁打を量産するならば、ファンも期待する新人王の可能性も高まってくる。大谷、ヤンキースのミゲル・アンドゥハーとグレイバー・トーレス両内野手による三つ巴の争いと見られているア・リーグの新人王争い。シーズンの佳境で、俄かに白熱してきた。(THE ANSWER編集部)