森保一監督(撮影:森雅史/日本蹴球合同会社)

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今週、9月のチリ戦、コスタリカ戦に向けたメンバーが発表になる予定です。森保一監督の初陣はどんなメンバーになるのか。とても楽しみです。

僕は、今年のワールドカップのレギュラーメンバーで、大会前後にチームを移った選手は呼ばなくていいと思います。というのも、彼らは新しいチームでまずはレギュラーポジションをつかまなければなりません。実力もわかっていることですから、今は自分のチームに留まるほうがいいのではないでしょうか。

ただし、ワールドカップで出場時間が短かったり、出場できなかったり、あるいは大会メンバーから漏れてしまった選手は、新しいチームに移籍していたとしても招集していいのではないでしょうか。代表戦に呼ぶことで、また新たなモチベーションも生まれるでしょう。

たとえば、レアル・ベティスに移籍した乾貴士は呼ばないほうがいいと思いますし、ハノーファーに移った浅野拓磨は招集したほうがいいでしょう。ヘタフェの柴崎岳、ポルティモネンセの中島翔哉、セルクル・ブルージュの植田直通はメンバー入りしていいと思いますが、ブレーメンの大迫勇也はブンデスリーガに専念させるのがいいのではないでしょうか。

また、新しいメンバーも招集すべきだろうと思います。Jリーグから多くの選手をピックアップしてほしいと思いますし、ハンブルガーに所属する伊藤達哉もぜひ見たい人材です。ただ、期待は集めているけれどもとても若い選手たちについては、まだ体が出来上がるのを待ってから呼んだほうがいいのではないでしょうか。

難しいのは、日本代表からの引退を表明している長谷部誠の代わりの選手は誰かということです。ボランチの人材としては何人か候補がいるでしょう。ですがキャプテンとなると……。僕はリーダーシップということで考えると、吉田麻也の存在が大きくなるのではないかと思っています。