【MLBオールスター】セベリーノのスライダーが「半端ない!」 ハーパー三振斬りにファン歓喜
2回に2番手で登板したセベリーノが驚きの1球
17日(日本時間18日)にワシントンDCのナショナルズ・パークで行われた第89回オールスター。両リーグ合わせて史上最多となる計10本塁打が飛び交う空中戦となり、ア・リーグが延長10回にもつれ込む熱戦を制した。
メジャーリーグを代表するトップスターが集まる真夏の祭典。次々にメジャーを代表する投手がマウンドに上がり、屈指の強打者たちとの夢のような対戦が次々と行われた。そんな中でヤンキースのルイス・セベリーノ投手が、ナショナルズのブライス・ハーパー外野手を空振り三振に斬って取った1球が「半端ない」と反響を呼んでいる。
ア・リーグの2番手としてクリス・セール(レッドソックス)からバトンを受け取ったセベリーノは2回に登板。先頭のマット・ケンプ(ドジャース)に二塁打を許し、無死二塁でハーパーを迎えた。初球はファウル、2球目は97.8マイル(約157.4キロ)で見逃しでストライクを奪って追い込むと、ここで投じた3球目がすごかった。
セベリーノが投じたボールは真ん中低めへ向かったが、ハーパーがスイングするとバットから逃げるように急激に内角低めへと切れ込んだ。88.4マイル(約142.3キロ)のスライダー。強烈な切れ味に、ホームランダービーを制した強打者のハーパーもなす術なし。ヤンキースの公式ツイッターが、この場面の映像を紹介すると、ファンからも驚きの声が上がった。
「この青年は悪の帝国を非常によく象徴している」
「半端ない!」
「あれはえげつなかったね」
「彼はサイ・ヤング賞だ」
「なんてこった、その球の落差は半端じゃないな」
「大したことじゃないよ、彼は今シーズン何度もそれくらいやってるから」
「セベリーノは(クリス)セールよりも上だ」
「低めへの絶妙に素晴らしい球。彼がお気に入り」
ヤンキースは現在、レッドソックスと激しい地区首位争いを繰り広げている。ナ・リーグ屈指の強打者を仕留めたスライダーを武器に、エース右腕がヤンキースを優勝に導く。(Full-Count編集部)