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大阪市の職員に対するアンケート調査をめぐって、第二東京弁護士会から業務停止1カ月の懲戒処分を受けた野村修也弁護士が7月17日、報道各社にあてたFAXで、「私の行動が慎重さを欠き、配慮の足らざる面があったということで、その指摘を重く受け止め、今後恪勤(かっきん)して参りたい」とのコメントを発表した。

野村氏はこの中で、「ご迷惑、ご心配をおかけした全ての方に対してお詫び申し上げます」と謝罪。一方で、第二東京弁護士会(二弁)の審査で主張が受け入れられなかった点は「大変残念に思うところ」として、内容を精査したうえで、今回の処分について、日本弁護士連合会に対して、不服申し立てをするとしている。

野村氏は2012年1月、大阪市の第三者調査チームの責任者となり、市職員の不祥事を調査。同年2月、職員全員を対象とするアンケート調査を実施した。この調査が、労働組合の活動を萎縮させたとして、問題になった。

野村氏に対する懲戒請求があったため、二弁の綱紀委員会と懲戒委員会が調査をおこなった。職員の団結権、プライバシー権、政治活動の自由の侵害等、憲法や労働組合法に違反する内容が含まれていたと認定し、「基本的人権を侵害し、弁護士の品位を失うべき非行に該当する」と判断して、7月17日に懲戒処分をおこなった。

野村氏は1985年、中央大学法学部を卒業し、1998年から中央大学法学部教授。2004年に弁護士登録して、テレビのコメンテーターなどで活躍している。

(弁護士ドットコムニュース)