フランス代表GKウーゴ・ロリス

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[7.15 ロシアW杯決勝 フランス4-2クロアチア モスクワ/ルジニキ]

 後半20分の時点で4-1と3点のリードを奪ったフランス代表。時計の針を進めていけば、20年ぶり2度目の世界一に輝くことになるが、同24分に思わぬミスからクロアチアに得点を許してしまう。

 敵陣に入っていたDFルーカス・エルナンデスが自陣へバックパスを送ると、流れたボールを追ったDFサムエル・ウムティティが後方から迫ってくるFWマリオ・マンジュキッチの位置を確認しながら、最後方のGKウーゴ・ロリスへとパスを送った。

 マンジュキッチとの距離は十分にあった。しかし、わずかにトラップが大きくなったロリスは、距離を詰めてきたマンジュキッチをかわそうと左アウトサイドでボールを蹴り出したが、そのボールを右足でプッシュされてしまい、ゴールネットを揺らされてしまった。

 直後に両手で頭を抱え、何度も首を振ったロリスだが、幸いにもチームは逃げ切って4-2の勝利を収め、主将として高々とトロフィーを掲げている。

(取材・文 折戸岳彦)