足立梨花 「何かが足りない」と言われ続け、見つけ出した自分のイメージ
「ずっと新人気分でしたが、デビューしてから10年たつなんてビックリ」
中学3年生のときに『ホリプロタレントスカウトキャラバン』のグランプリに輝きデビューした足立梨花(25)。最近では主演ドラマ『噂の女』(BSジャパン)などで演じる悪女のイメージも定着してきているが、10代後半には悩んだ時期も。
「高校卒業後、このお仕事1本でやると決めた途端、オーディションに受からなくなったんです。最終審査など、いつもいいところまでは残るのですが、“何かが足りない”と選ばれなくて……」
そんな彼女が吹っ切れるキッカケとなったのが、朝ドラ『あまちゃん』で気の強いアイドルを演じたこと。
「ネットでは嫌いと書かれることもありましたが、本当に嫌な人に見えたんだってうれしかったです(笑)。悪役は演じがいがあるし、私の世代で極めている女優もいないから、悪女大歓迎です!!」
主演映画『キスできる餃子』では、シングルマザー役に挑戦。
「娘がしっかりしている設定で、監督からも姉妹のように接してと言われていたので、母親役はあまり意識しませんでしたね。今回演じた陽子の猪突猛進な性格は、自分に通じる部分があるかも」
劇中ではイケメンに一目惚れするシーンがあったけど、彼女自身も衝動的に行動することが多いとか。
「大好きなアニメグッズは衝動買いしすぎて、何を買ったかすぐに思い出せないほど(笑)。人を好きになるのは抑えられることではないと思うので、主人公の気持ちはわかりますね。でも、お仕事をしていると突発的な結婚は周囲に迷惑がかかるので、そこだけはまねせず、計画的にしたいと思います(笑)」
劇中には大谷資料館など、宇都宮を代表するスポットも登場。
「見終わったら宇都宮に行って、餃子が食べたくなると思いますよ♪」
今後の目標は?
「『ホリプロスカウトキャラバン』を受ける子に“目標は足立梨花さん”と言ってもらえる存在になること。スタッフの話では予選ではいるらしいんですが、最終審査ではまだ聞いたことがないので。そのためにも、もっと頑張らなきゃですね!
<出演情報>
映画『キスできる餃子』
出演/足立梨花、田村侑久(BOYS AND MEN)ほか。栃木県で先行公開中。
6月22日〜新宿ピカデリーほか、全国公開。