【MLB】大谷翔平はあのスーパースターにとっても規格外 「投打で活躍は信じられないよ」
MLB屈指のスーパースター、トラウトが大谷翔平について言及
米大リーグ、エンゼルスの今季最大の注目株である大谷翔平投手。投打に活躍を続け、米ファンを虜にしている。チームメートでMLB屈指のスーパースター、マイク・トラウト外野手は“二刀流の怪物”をどう見ているのだろうか。米メディアに大谷の印象を語っている。
「ショウヘイ・オオタニの何がマイク・トラウトを驚かせたのか」
こう見出しをつけて、トラウトのインタビュー記事を掲載しているのは、トラウトの出身地でもあるニュージャージー州最大のニュースメディア「NJ.com」だった。
開幕から約2か月。スーパースター、トラウトにとって大谷はどう映っているのか。
「今年の春にやってきてここでの環境がどんな物か戸惑いもあったと思う、だがシーズンが始まった途端、変わった…信じがたいね」
トラウトにとっても大谷の存在は驚きでしかなかったようだ。二刀流にも言及し、「一つの役をこなす事だけでもタフだ。さらに彼は二役を上手くこなせている。物凄く印象的だよ」と話している。
大谷は英語を習得中mo、チームメートも日本語の習得に興味
トラウトのみならず、チームメートはみな、大谷が少しでも早く溶け込めるような雰囲気づくりを意識しているという。
「彼が入って僕らが彼と会った時、彼は仕事をしよう、より上手くなろうとしている印象だった。もちろんピッチャーと打者の二役としてね。チームとしての僕らは大きい家族のようなものだから、僕らは彼が居心地良く過ごせるようにしたい。私は日本には行った事がないが、こっちとは少し違う。僕らは彼が居心地良く過ごせるようにしているんだ」
大谷も溶け込むために英語を習得中だが、チームでは逆に日本語を覚えようとしている選手が少なくないのだという。
「彼はここで英語を覚えようとしている。けどクラブハウスの皆も日本語を覚えようとしているのが面白いね」
スプリングトレーニングでは、大谷の評価は決して高くなかった。オープン戦でも投手としては2試合で防御率27.00。打者としても32打数4安打と結果が出せず、順応に時間がかかるだろうと思われていたのだ。だがその“低評価”を見事に裏切ってみせた。
開幕前とは見違えるような姿、大谷の順応力の高さにトラウトも舌巻く
「投球に関しては私はコメントが言えないよ。私は投手ではないからね。攻撃の部分では、足を高く上げ地面に付けず、頭が動いてる場合は望むような結果は出ない。それでは完璧なタイミングが取れない。非常に難しいんだ。彼はいくつかの早いピッチングを見て足を下げる事にシフトしたんだ」
右足を上げるフォームからすり足のようなフォームにチェンジして、結果を出した大谷。トラウトはその順応性の高さに舌を巻いていた。
トラウトが大谷から学ぶこととは何なのだろうか。そんなインタビュアーの質問にはこう回答している。
「彼からはメジャーリーグで投球と打撃を同時にできると言う事を教わった。信じられないような事だよ」
スーパースターをもってしても、規格外の二刀流挑戦。「信じられない」と素直に驚きを口にしていた。まだまだ底知れない大谷のメジャー1年目。チームメートをもってしても、その活躍に胸を躍らせているのかもしれない。(THE ANSWER編集部)