2007年は30試合・5得点を記録した香川。翌年以降は得点力が開花し、2009年は27得点でJ2得点王に輝いた。(C)SOCCER DIGEST

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 5月15日にJリーグが誕生25周年を迎えるにあたり、公式サイト上では様々な企画が行なわれている。とりわけ、反響を呼んでいるのが、”PLAY BACK Jリーグ初ゴール”だ。

 10日には本田圭佑(パチューカ)や岡崎慎司(レスター)の初ゴール動画がアップされており、10年以上の月日を経て再び脚光を浴びている。

 そして、11日に公開されたのは怪我からの復帰を目指す、香川真司(ドルトムント)のJ初ゴールだ。

 香川がJの舞台で初めてネットを揺らしたのは2007年。高校3年生でみやぎバルセロナユースからC大阪へ加入し、プロ2年目のシーズンを送っていた時だ。
 5月23日に行なわれたJ2リーグ17節の水戸戦。先発出場を果たした香川は14分に絶好機を掴む。左サイドからスローインがゴール前に入ると、小松塁を経由してボールは香川の下へ。18歳とは思えない落ち着き払った右足トラップでシュートコースを作り、最後は左足で豪快に蹴り込んで歓喜の瞬間を迎えた。

 Jリーグの公式ツイッターも、「ここから“日本の10番”が花を咲かす」と香川の初ゴールを称賛。欧州で長きに渡って活躍している男は、若かりし頃からその才能を垣間見せていた。