知ってた? 滋賀県でも「草津メロン」がとれるんです
メロンと言えば、「夕張メロン」が有名だが、実は滋賀県には「草津メロン」なるものもあるという。
新しい商品か......と思いきや、なんと栽培は1982年からと、30年以上の歴史を有する。そんなにも長い歴史がありながら、恥ずかしながら記者は知らなかった。そこで2018年5月2日、Jタウンネット編集部はJA草津市の営農課担当者に取材した。
草津メロン(画像はプレスリリースより)
公立小学校の給食にも草津メロン
「草津市には、近畿圏で最大のビニールハウス群があります。昔からそこで京都で漬物にする野菜の生産が盛んだったのですが、少しずつ気温が上がってくる中で、暑い時期にもビニールハウスを活用できる方法として、メロンなどを生産しようという話になったのが30年ほど前でした」
と、メロンの生産は当初、副次的に始まったものであると明かした。
現在は認知度向上に取り組み始めているといい、
「草津メロンは、草津市の方で『草津ブランド』に認定をいただきまして、今後少しずつ認知度を高めていければと思います。他にも、大手百貨店での販売を推進したりと、様々な方策は考えています」
と語る。草津市のふるさと寄付の返礼品(限定200個)になっており、これも認知度向上に寄与するのではと担当者は続ける。
草津メロンは、JA草津が栽培、検査、出荷、販売にわたり一貫して管理をしており、全国でもトップレベルの糖度を誇る。草津市内の公立小学校では学校給食にも提供されるほか、贈答品として送られることも多く、全国からは2万件を超える反響があるほど。
販売期間は6月中旬から7月中旬ごろまで。JA草津市の野菜センターや農畜産物交流センターで購入が可能になっている。