XFN-ASIAによると、中国政府は12日、日本と中国の戦略的対話の場である日中総合政策対話の第3回会合が14-17日まで北京で行われると発表した。外務省の谷内正太郎事務次官と戴秉国・中国外交部副部長を中心とする代表団が話し合う。今回の会合では、4月に中国で起きた反日デモ後の両国の関係修復の行方が注目される。

　　中国外務省の報道官は、議題については明らかにしなかった。日本の外務省はこの会合を「中長期的観点に立って、日中の二国間関係、地域・国際情勢等について、忌憚（きたん）のない意見交換を行うもの」としている。この日中総合政策対話会合は、第1回が北京で5月13‐14日に、第2回が東京で6月23‐24日に行われているが、第2回会合では、中国側が、日中関係は1972年の国交正常化以来、最も困難な時期にあると発言している。【了】