XFN-ASIAによると、業績不振に陥っている米フォード・モーターは10日、北米事業部門のフィル・マーテンス副社長（商品開発部門担当）とマット・デマーズ副社長の2人が辞任の意向を表明したと発表した。同社の広報担当者は辞任の時期については明確にしていない。同社の北米事業は、第2四半期に9億0700万ドル（約1034億円）の赤字を計上しており、前年同期の4億5400万ドル（約518億円）の黒字からは大きく採算を悪化させている。

　　同広報担当者は、「ビル・フォードCEOと（マツダ前社長の）マーク・フィールズ米州部門社長が南北米大陸の経営陣について、業績評価を行っており、まもなく経営陣の一部の交代を取締役会と協議するだろう」と述べている。フォードの株価は10日の取引で、前週末比3.25％安の8.93ドルで引けている。【了】