CBS MarketWatchによると、スノー米財務長官は6日、中国出発を翌日に控えて、米上院財政委員会で証言し、中国の人民元改革について、「市場における需要と供給の現実に即して、より高い柔軟性が必要だ」と述べ、14日に予定されている中国との大臣協議で、一層の人民元改革を行うよう中国側に求める意向を示した。

　　同協議にはスノー長官に加え、グリーンスパンFRB（米連邦準備制度理事会）議長も出席する予定で、同長官はその後、北京で開催されるG20（20カ国財務相・中央銀行総裁会議）に出席する。また、同長官は、アジア歴訪後の11月初旬に発表予定の為替報告書について、同報告書中で中国を為替操作国と判断するかどうかについては、明言を避けた。