CBS MarketWatchによると、米インターネット検索大手のグーグルは先月30日、サンフランシスコ市が来年に計画している無線LAN運用試験プロジェクトに入札したと発表した。米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じたもので、グーグルは同市に無料で無線LANサービスを提供する案を提示している。また、同プロジェクトには、グーグルのほか、米大手ISP（インターネットサービス・プロバイダー）のアースリンクなど同業他社も無線LANの提案を同市に提出している。

　　グーグルは、無料無線LANサービスの提供はサンフランシスコ市内に限定するとしているが、全国に無料展開された場合には、既存のインターネット接続サービス事業者や同事業を有料で提供している電話会社やケーブルテレビにとって、脅威になると見られている。【了】