2016年度の小中学校の不登校(30日以上欠席)の児童生徒は134398名。2013年度から4年連続で増加しており、公立小中校では「家庭に係る状況」(44998人)、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」(32864人)、「学業の不振」(25389人)が上位を占めており、反面「いじめ」は626人と一番少ない数字となっています。

そんな中、ある『Twitter』ユーザーが次のようにツイート。さまざまな意見が飛び交っています。

友達の息子が通う中学が荒れてるらしく、勉強したい子、普通に部活したい子が次々に不登校になっているらしい。友達が「昔、不良は学校に来なかったけど、今は不良が学校を好きすぎて、朝早くから、夜遅くまでいるから困る」だそう。つまり家にいる場所がないのだと。

これに対して、「勉強嫌いなくせに学校は大好きで授業の邪魔している不良がいる」「不良は家にいたくないだけなのでは」といった反応があったほか、「先生が怖くなくなったからということもあるのでは」という意見も。また「勉強したい子、高校に進学したい子は1年生から塾に行って勉強して、学校は出席点を稼ぐために行く」といった実情ツイートもありました。

一方で、こういった状況についてこんなツイートも。

義務教育の「義務」とはどんな子供にも最低限の教育の機会を与えなければならないという親と行政の義務であり、辛いことを我慢して学校に行かなければならないという子供の義務ではない。このことは周知されるべき。

別のユーザーからは、教育格差を懸念するツイートもありました。

教育格差がはじまって、次第に経済格差へと発展し、持つ者と持たざる者に区分されれば、そのカテゴリーからはもう抜け出せなくなる。そんな世界へと第一歩なのかも知れませんね。僕はそうとらえて抗います。

義務教育で誰にでも学ぶ機会が与えられている反面、学校内での人間関係での不登校や、家庭環境によって荒む児童が生まれていることが垣間見える一連の問題。こういった時に教師や保護者だけでなく、地域としてどう「学校」と接していくのかが問われていくのではないでしょうか。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/nyanboss/status/935350200939438080 [リンク]

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