茨城県水戸市の中心部にある丸井水戸店が2018年秋に閉店することが発表され、アニメファンから心配の声が漏れている。

それは、同じ商業ビル「マイム」に入居するテナントがどうなるかということだ。Jタウンネットでは、マイムを運営する第3セクターの水戸都市開発(社長・高橋靖市長)に話を聞いた。

地下1階に「アニメイト」、1階に「らしんばん」

丸井水戸店の閉店については、水戸都市開発が2017年11月9日に記者会見して明らかにした。

丸井は、マイムが1993年に開業したときから入居しており、2〜10階まで出店している。JR水戸駅北口前にあるが、郊外へのショッピングセンター進出などの影響を受けて、売り上げは不振続きで、ピーク時の6分の1ぐらいにまでなっていた。

閉店後は、商業施設などを運営する「やまき」(東京都港区)が丸井の店舗を引き継ぐ予定になっている。

マイムには、1階と地下1階に水戸都市開発が運営する専門店街がある。うち、地下1階には「アニメイト」、1階には「らしんばん」と、アニメ関連商品を扱うテナントがあり、アニメファンらが心配するのは今後の行方だ。


アニメイトのホームページから

「テナントは、そのまま存続します」

アニメ関連ショップがどうなるかについて、水戸都市開発の専務は11月10日、Jタウンネットの取材にこう説明した。

「テナントは、そのまま存続します。1階と地下1階については、これまでと変わりません。テナントが撤退するという話は聞いてないですね」

丸井が閉店してやまきが引き継ぐ間などに、一時的な休業もないそうだ。ゲームセンター「スタジオプリモ」も1階にあり、同様に存続することになる。