パチューカ本田の投入は「奏功した」 デビュー2戦目は敗戦も海外メディアは前向き評価

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後半開始から4-3-1-1のトップ下に入り、攻撃の起点になろうと奮闘

 パチューカの日本代表FW本田圭佑は、現地時間25日に行われたメキシコリーグ(リーガMX)第7節の敵地ティファナ戦で後半開始から出場。

 退場者を出し、数的不利のなかでの出番となったが、チームは一時同点に追いつき、米メディアはディエゴ・アロンソ監督の中盤の支配力を高めようとした本田投入は「奏功した」と評価している。

 パチューカは前半12分にMFアルフォンソ・グスマンがレッドカードで退場。1点ビハインドで迎えた後半開始とともに、アロンソ監督は本田を送り出した。4-3-1-1システムのトップ下に入った本田は、ゴールに近づけるシーンがなかなか生まれずに攻めあぐねたが、後半19分に右サイドのクロスから混戦となり、最後はDFホアキン・マルティネスが左足で蹴り込んで1-1の同点に追いついた。

 アメリカのスペイン系テレビ局「ウニビシオン」は、「ディエゴ・アロンソは後半開始時に中盤での支配力を高めるためにホンダを送り込んだ。64分にそれは奏功した。同点に追いつき、ショロス(テシファナの愛称)の最終ラインにプレッシャーすらかけた」と報じている。

 一時同点に追いついたパチューカだったが、後半41分にセットプレーから勝ち越し点を許し、1-2で敗れた。それでも、本田は攻撃の起点になろうと意欲を示し、2戦連続の出場でプレー時間を伸ばした。31日のロシア・ワールドカップアジア最終予選のオーストラリア戦に向けて、コンディションを高めることができたと言えそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images