原口にさらなるライバルか…ヘルタ、南野の同僚21歳FWを獲得へ

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 日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは、オーストリア代表FWヴァレンティーノ・ラザロの獲得について、FW南野拓実が所属するザルツブルクとクラブ間で合意に達したようだ。ドイツ誌『kicker』日本語版が1日に伝えた。

 ただし、ラザロは外側側副じん帯を損傷していることから、まずはレンタルという形での加入となる模様。練習復帰時期については9月はじめが見込まれており、復調を果たせばレンタルから買取りへと切り替えられるようだ。代表やクラブで国際舞台も経験している21歳の獲得には、500万ユーロ(約6億5000万円)を投じる事になるという。

 獲得となればりヘルタは今夏、オーストラリア代表FWマシュー・レッキーに続き2人目のウインガーを獲得。さらにセンターフォワードのU−21ドイツ代表FWダヴィー・ゼルケ、センターバックのオランダ代表DFカリム・レキク、そしてU−20アメリカ代表GKジョナサン・クリンスマンに続く、今夏5人目の新戦力ということになる。

 同誌の取材に対して、パル・ダルダイ監督は「ミッチェル・ヴァイザーのようなタイプだ」との見方を示しており、ウイングなら左右、右サイドならば前後でプレー可能なラザロについて「創造性とスピード、得点力をもったポリバレントなタイプの選手だ」と評価した。