XFN-ASIAによると、フィリピンのアロヨ大統領は27日のテレビ演説で、昨年5月の大統領選挙で票の不正操作疑惑について、選管の関係者に電話をかけたことを認めたものの、不正行為は否定した。同大統領は、野党側が証拠としている電話の内容を録音したテープの声が大統領自身のものであることは認めたが、開票作業中に電話したのは、開票作業の遅れから自分の票を保全する目的で電話した、と述べ、不正行為の指示ではなかったとしたが、電話をしたこと自体は間違いだったとして、国民に謝罪した。野党側は大統領の辞任を求めているが、大統領報道官はこの要求を「ばかげている」と拒否した。 【了】