米連邦最高裁、ISPのケーブルTV網利用の訴えを退ける=独立系ISPに打撃
XFN-ASIAによると、カリフォルニア州サンタモニカの独立系ISP(インターネットプロバイダー)、ブランドXが、ケーブルテレビ局が運営するブロードバンド・ネットワークを利用して、高速インターネットサービスを提供する、いわゆる、ケーブルテレビ網への自由な“アクセス権”を求めていた裁判で、米連邦最高裁判所は27日、賛成6、反対3の賛成多数で、ブランドX側の訴えを退け、高裁に差し戻す判決を言い渡した。ケーブルテレビ会社や電話会社などと違って、独自の通信インフラを持たない独立系ISPにとって、今回の判決は大きな打撃となる。
判決によると、電話会社は「テレコミュニケーションサービス」と分類されて、その通信網を他者に開放する義務があるが、ケーブルネットワークは「情報サービス」と分類され、そうした義務はないとした。ブランドXは、両方の通信網は同種のもので、技術的な分類は意味がないと主張していたが、通らなかった。 【了】
判決によると、電話会社は「テレコミュニケーションサービス」と分類されて、その通信網を他者に開放する義務があるが、ケーブルネットワークは「情報サービス」と分類され、そうした義務はないとした。ブランドXは、両方の通信網は同種のもので、技術的な分類は意味がないと主張していたが、通らなかった。 【了】