12日深夜放送、フジテレビ「スポーツジャングル」では、12月30日に有明コロシアムで世界戦を行う八重樫東と井上尚弥がゲスト出演。ボクシングの世界王座におけるチャンピオンベルトの意外な秘密を明かした。

「獲った人しか知らない世界王者の秘密」と題し、チャンピオンベルトについて語った両者。スタジオには、井上が獲ったWBO、WBC、同じく八重樫のIBF、WBC、WBA、各チャンピオンベルトが運ばれてくるも、これらのベルトはなんと「勝ったら自腹で買う」というもの。

番組MC・浜田雅功が「買わへんかってもいい?」と尋ねると、井上は「買わない人いるんですか?」と逆に驚き、八重樫も「さすがにいない」と否定した。

また、世界戦で勝利した後、王座が移動した場合は新王者の腰にベルトが巻かれるが、このベルトは、八重樫曰く「(前)チャンピオンのベルト。勝ったときはそれを巻かせて貰う。自分のじゃない」という。

新しいベルトについては、「後日発注して団体から送られてくる」という井上。試合後の記者会見は、ベルトを横に置いて行われることもあるが、これも前王者のベルトを借りているようで「(前)チャンピオンも負けているので機嫌が悪い。“早く返せ”というチャンピオンもいるんで記者会見でベルトない時もある」と苦笑いを浮かべた。

また、値段は20〜30万くらいで、発注から1ヶ月〜3ヶ月で送られてくるという新ベルト。八重樫は「黒いベルト(WBA)は3ヶ月くらいこなくて、本当にくんのかよって。で、海外なんでアバウト。ダンボールに入って送られてきたんですけどケースとか全くなしでサランラップにぐるぐる巻き」と笑いを誘い、届くまでに行われる取材などは、世界王者となった先輩ボクサーに借りにいくという。