【衝撃事実】吉野家で「牛丼の肉抜き」を注文してみた結果
吉野家といえば日本で人気の牛丼チェーンのひとつ。牛丼業界の大手には他にも松屋やすき家などがありますが、特に牛丼に力を注いでいる感が強いのはこの吉野家でしょう。牛丼以外のメニューは少なめなこともあってか、専門店の味を堪能できると評価が高く、根強いファンが多い傾向があります。
また、吉野家ではお客様の注文にできる限り応じてくれる「裏メニュー」があることでも知られています。例えば牛丼の汁を多めに入れてくれる「つゆだく」、タマネギを抜いてもらう「ネギ抜き」、牛丼に汁を入れない「つゆぬき」など、様々な裏メニューが存在しているのです。
とはいえ、お客さんの要望に何でもかんでも対応するのはさすがに厳しいはず。例えば「牛丼の牛肉抜き」なども対応してもらえるものなのでしょうか。
おそらく、牛肉とタマネギを混ぜて煮込んだ状態で大量に用意しているはずなので、牛肉抜きで注文されるのは相当な手間がかかってしまうはず。僕が店員さんなら断りたいです。でもせっかくなので試してみることにしました!
まずは昼食のタイミングで自宅近くにある吉野家に出向いて「牛丼の牛肉抜き」を注文してみると、「牛肉抜きですか……?」と店員さんは渋いリアクション。続けて記者は「はい……」と返答すると、店員さんは困った表情で「いやあ……ちょっと……」と断りたいけどハッキリと断り切れない様子。ちょうどお昼時で店内が賑わっていたこともあってか、非常に迷惑がられているように感じました。
さすがに迷惑をかけてはいけないので「じゃあ普通の牛丼でいいです」と伝えると、店員さんは笑顔で「かしこまりました!」と答え、すぐに牛丼を運んできてくれました。牛肉抜きで頼んでおきながら、通常の牛丼が提供されたあとは普通にモリモリと牛肉を食べる記者を見て、この店員さんはいったい何を思ったのでしょうか……。
続いてその日の夕食にも吉野家の別店舗に出向き、牛丼の牛肉抜きを注文してみます。しかし、基本的には同じようなリアクションをされてしまい、「難しいですか?」と確認すると「そうですね……」と困った感じで返答をされてしまったので、2店舗目はここで断念。またしてもかわりに普通の牛丼を注文し、昼・夜と2食連続となる牛丼を平らげました。
簡単には諦めきれない記者は、夕食も食べてしまいましたがさらにもう1店舗立ち寄り、お持ち帰りで牛丼の牛肉抜きを注文してみることにしました。
記者「牛丼の牛肉抜きの大盛りを持ち帰りでください」
店員「かしこまりました。お会計550円です」
記者「えっ! 頼めるんですね!」
なんと3店舗目ではあっさりとOK! 無事に牛丼の牛肉抜きを注文することができました。
断られてしまった1・2店舗目との違いは、忙しい時間帯ではなかったことと、テイクアウトで注文した点になります。特に店舗の混雑具合にはかなり左右されるのではないかと感じましたね。
また、店員さんによっても対応が全然違いそうな気がします。牛丼の牛肉抜きで注文できるかどうかは、運の要素が強いと言えるでしょう。
牛丼は翌朝に食べようかと思っていたのですが、見事に牛肉抜きで注文することができたため、せっかくなので持ち帰ってからすぐ夜食として食べてみることにしました。
さあ、フタを開けてみると……
おおお……。ほ、本当に牛肉がない……! タマネギしか入っていない牛丼って、なんて寂しいヴィジュアルなんだ……!!
おそらく、いったん通常通り盛り付けたのか、全体にタレをかけてくれたのでしょう。ご飯全体がタレの色に染まっています。牛肉抜きになって具が減る分、味も薄くなってしまいますからね。これは店員さんの粋な計らいだといえるでしょう。
さらにしっかり中身を確認してみると、タマネギの中にほんの少しだけ、小さな肉片が混入していることが確認できます。
こちらはやはり、すでに牛肉とタマネギが混ぜられている状態から地道に牛肉をつまんで抜いてくれて、その際に少しだけ残ってしまったのでしょう。無茶な注文にもしっかり対応してくれる吉野家。さすがとしか言いようがありません!
それではいよいよ牛肉抜き牛丼を食べてみます。モグモグモグ……。……う、うん…………。もちろん味付けはいつもの吉野家の味なので非常においしいのですが、肉が入っていないとこうも歯ごたえがなくなってしまうのかと驚いてしまいました。
タマネギはかなりしっかり煮込まれているので、もはや歯がなくても噛めるんじゃないかというレベルで柔らかくなっているのです。味は良いのに、なんだか非常に物足りない。それが牛肉抜き牛丼のストレートな感想でした。
ある程度食べ進めたところで、別添えになっていた紅しょうがと七味唐辛子を振りかけて食べてみますが、この2品はとても良好な相性でした。
特に紅しょうがは味がプラスされるだけでなく、シャキシャキとした歯ごたえもプラスされるので、牛肉がないことにより物足りなさを少しだけ紛らわしてくれます。牛肉抜き牛丼を頼む際には紅しょうがを忘れないようにしましょう。
今回検証してみて思ったことは、結局店員さんが自らの手で牛肉を取り出しているだけなので、面倒な注文をするくらいなら自分でやっちゃった方が良いだろうということです。普通に牛丼を注文して、自分で箸を使って牛肉を避けた方が手っ取り早いでしょう。絶対注文するなよ!
最後に、無茶なお願いをさせていただいた吉野家3店舗の店員さん、ご協力ありがとうございました。
また、使用している店舗の写真はあくまでイメージ画像であって、店舗を特定するものではありません。この写真の吉野家に行けば「牛肉なし牛丼」を作ってくれるというわけではないのでご了承ください。
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/
裏メニューが多いことでも有名
また、吉野家ではお客様の注文にできる限り応じてくれる「裏メニュー」があることでも知られています。例えば牛丼の汁を多めに入れてくれる「つゆだく」、タマネギを抜いてもらう「ネギ抜き」、牛丼に汁を入れない「つゆぬき」など、様々な裏メニューが存在しているのです。
牛肉抜きも対応してくれる?
とはいえ、お客さんの要望に何でもかんでも対応するのはさすがに厳しいはず。例えば「牛丼の牛肉抜き」なども対応してもらえるものなのでしょうか。
おそらく、牛肉とタマネギを混ぜて煮込んだ状態で大量に用意しているはずなので、牛肉抜きで注文されるのは相当な手間がかかってしまうはず。僕が店員さんなら断りたいです。でもせっかくなので試してみることにしました!
1店舗目は対応してくれなかった
まずは昼食のタイミングで自宅近くにある吉野家に出向いて「牛丼の牛肉抜き」を注文してみると、「牛肉抜きですか……?」と店員さんは渋いリアクション。続けて記者は「はい……」と返答すると、店員さんは困った表情で「いやあ……ちょっと……」と断りたいけどハッキリと断り切れない様子。ちょうどお昼時で店内が賑わっていたこともあってか、非常に迷惑がられているように感じました。
さすがに迷惑をかけてはいけないので「じゃあ普通の牛丼でいいです」と伝えると、店員さんは笑顔で「かしこまりました!」と答え、すぐに牛丼を運んできてくれました。牛肉抜きで頼んでおきながら、通常の牛丼が提供されたあとは普通にモリモリと牛肉を食べる記者を見て、この店員さんはいったい何を思ったのでしょうか……。
2店舗目でもNG!
続いてその日の夕食にも吉野家の別店舗に出向き、牛丼の牛肉抜きを注文してみます。しかし、基本的には同じようなリアクションをされてしまい、「難しいですか?」と確認すると「そうですね……」と困った感じで返答をされてしまったので、2店舗目はここで断念。またしてもかわりに普通の牛丼を注文し、昼・夜と2食連続となる牛丼を平らげました。
さらに3店舗目にも挑戦!
簡単には諦めきれない記者は、夕食も食べてしまいましたがさらにもう1店舗立ち寄り、お持ち帰りで牛丼の牛肉抜きを注文してみることにしました。
記者「牛丼の牛肉抜きの大盛りを持ち帰りでください」
店員「かしこまりました。お会計550円です」
記者「えっ! 頼めるんですね!」
なんと3店舗目ではあっさりとOK! 無事に牛丼の牛肉抜きを注文することができました。
断られてしまった1・2店舗目との違いは、忙しい時間帯ではなかったことと、テイクアウトで注文した点になります。特に店舗の混雑具合にはかなり左右されるのではないかと感じましたね。
また、店員さんによっても対応が全然違いそうな気がします。牛丼の牛肉抜きで注文できるかどうかは、運の要素が強いと言えるでしょう。
早速フタを開けてみると……!
牛丼は翌朝に食べようかと思っていたのですが、見事に牛肉抜きで注文することができたため、せっかくなので持ち帰ってからすぐ夜食として食べてみることにしました。
さあ、フタを開けてみると……
おおお……。ほ、本当に牛肉がない……! タマネギしか入っていない牛丼って、なんて寂しいヴィジュアルなんだ……!!
おそらく、いったん通常通り盛り付けたのか、全体にタレをかけてくれたのでしょう。ご飯全体がタレの色に染まっています。牛肉抜きになって具が減る分、味も薄くなってしまいますからね。これは店員さんの粋な計らいだといえるでしょう。
よく見ると肉が……
さらにしっかり中身を確認してみると、タマネギの中にほんの少しだけ、小さな肉片が混入していることが確認できます。
こちらはやはり、すでに牛肉とタマネギが混ぜられている状態から地道に牛肉をつまんで抜いてくれて、その際に少しだけ残ってしまったのでしょう。無茶な注文にもしっかり対応してくれる吉野家。さすがとしか言いようがありません!
肝心の味はいかに……?
それではいよいよ牛肉抜き牛丼を食べてみます。モグモグモグ……。……う、うん…………。もちろん味付けはいつもの吉野家の味なので非常においしいのですが、肉が入っていないとこうも歯ごたえがなくなってしまうのかと驚いてしまいました。
タマネギはかなりしっかり煮込まれているので、もはや歯がなくても噛めるんじゃないかというレベルで柔らかくなっているのです。味は良いのに、なんだか非常に物足りない。それが牛肉抜き牛丼のストレートな感想でした。
紅しょうがと七味唐辛子の相性抜群
ある程度食べ進めたところで、別添えになっていた紅しょうがと七味唐辛子を振りかけて食べてみますが、この2品はとても良好な相性でした。
特に紅しょうがは味がプラスされるだけでなく、シャキシャキとした歯ごたえもプラスされるので、牛肉がないことにより物足りなさを少しだけ紛らわしてくれます。牛肉抜き牛丼を頼む際には紅しょうがを忘れないようにしましょう。
できればやるべきではない
今回検証してみて思ったことは、結局店員さんが自らの手で牛肉を取り出しているだけなので、面倒な注文をするくらいなら自分でやっちゃった方が良いだろうということです。普通に牛丼を注文して、自分で箸を使って牛肉を避けた方が手っ取り早いでしょう。絶対注文するなよ!
ご協力ありがとうございました
最後に、無茶なお願いをさせていただいた吉野家3店舗の店員さん、ご協力ありがとうございました。
また、使用している店舗の写真はあくまでイメージ画像であって、店舗を特定するものではありません。この写真の吉野家に行けば「牛肉なし牛丼」を作ってくれるというわけではないのでご了承ください。
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/