アパートにひとり暮らしする石川県のOさん(20代女性・会社員)は、子どもが絡んだご近所のトラブルに巻き込まれた。

毎日騒がしく遊ぶ子どもたちに悩まされるOさん。子どものことということもあって、あまりうるさく言うのも悪いと思い遠慮していたのだが、ある日、別のご近所さんが――。

親のしつけに疑問! 我慢して暮らす日々

就職を機に、実家から出てアパートでひとり暮らしをしています。

私自身は初めてのアパート暮らしなので共同住宅のルールなどをしっかりと意識しながら暮らしているつもりですが、隣に住む家族には困っています。

お隣には幼稚園くらいの弟と小学生の兄の兄弟を含めた家族4人が住んでいます。ところが、毎日響く大きな声とドタバタと遊ぶ音がとてもうるさいのです。

さらに、この家の子どもたちはすれ違っても挨拶もせずたまに話すと言葉使いも悪く、「親はどんなしつけをしているのだろう......」と思うこともしばしばでした。

画像はイメージです(Stewart Blackさん撮影、Flickrより)

とはいえ、まだ小さい子どもですし、しつけの問題になると、さすがに私が口を出すというのも角が立ちます。夜は静かになり睡眠を妨げられることもなく気にならなかったので、苦情を言うことなく過ごしていました。

苦情のおかげで安心して生活できるように

ある日、見慣れない年輩のご夫婦が私の隣の部屋の前で何か話をしていました。かなりお怒りの様子で、子どもたちの親に向かって話しているのがわかりました。

そしてその年輩夫婦が帰ったあとすぐに、親が子どもをしかりつける声が聞こえました。

漏れ聞こえる内容からすると――子どもたちはだいぶ前に、アパート向かいの田んぼのそばでボール遊びをしていたのだそうです。その際、田んぼにそのボールが入ってしまったのですが、そのまま誰にも言うことなく放置していたところ、稲刈りの時期になり、ボールがコンバインの中に入ってしまいコンバインが壊れたというのです。

さらに稲も傷んでしまったこともあり、損害が出たということで、田んぼの持ち主である先ほどの夫婦が、子どもたちの親に注意をしに来たということでした。

アパート前でのボール遊びには私も本当に何とかして欲しいと思っていたので、助かりました。ボール遊びは、車にボールが当たっているのを何度も目にしましたし、実際停車時も危険を感じることは何度もあったので、この苦情以降、ボール遊びがなくなったことで安心して運転することができるようになりました。もっとも、騒音はまだまだ気になりますが......。

子どものトラブルはその家庭ごとの教育方針などもあり難しいところもありますが、良い近所付き合いをしていくためには、あえて口を出す必要があるときもあるのですね。良い経験になったと思います。

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