JR駅にある自動販売機「acure」（アキュア）には、「acure made」というオリジナルの商品ブランドがある。2016年10月18日、そのラインナップに「贅沢デミグラススープ」が追加されたのだが、これが本格的な味わいのスープなのだ。


缶入りスープ、手軽で美味しい

170円と少し高めの値段ではあるが、濃厚で本格的なデミグラススープとなっているため、むしろお得感すらある。

たまねぎのみじん切りが具として入っており、「牛の旨みたっぷり」なスープと相まって、非常にクオリティが高い。冬が本格化していく中、暖かく美味しいこのスープはありがたい存在だ。

ただ、いくら美味しいとは言っても、これだけで空腹は満たされない。しかし、これにメインとなる品を足せば、駅の中で調達できるものだけでも満足度の高い昼食になるのでは......？

よし、探してみよう。


acureで買えます。

満足度か、手軽さか

そうして探し出したのが、こちらの何の変哲もない駅弁「牛たん&ステーキ弁当」だ。

紐を引くだけで弁当が温まるため、電子レンジで温めなおすなどの手間もなく、出先でも気軽に食べられるのも強みだ。牛たんと麦飯との相性は言わずもがな。


何の変哲もない「牛たん&ステーキ弁当」

なにより牛肉の風味が素晴らしい。牛の旨みが生きたスープと一緒に食べるならやはり牛肉......。牛&牛&牛が織りなす、想像を裏切らない味わいに大満足だ。

うしさん、だいすき。


紐を引くだけで温まる。科学の力ってすごい。

ついでにサラダなども手に入れれば栄養バランスも整うし、これが最高の組み合わせ！記事終わり！......としたいところだが、問題が2つある。

まず、そもそも駅弁はどこでもは売っていないし（こちらは東京駅の「駅弁屋　祭」で購入）、値段がお手頃とは言い難いのだ。

調達にかかる時間と手間を考えると、毎食1350円（税込）はアウトである。


税込み1350円だが、移動費を含めると......

そこで、「500円前後」、「JRの駅ならどこでも手に入る」を条件に改めて探し出したのが、こちらの「オムすび」だ。オムライスをおにぎりにしたこちらなら、デミグラススープとの相性は間違いない。駅内部のNew Daysで手に入ることから、非常にお手軽でもある。


オムすび

一緒に食べると口の中でオムライスのデミグラスソースかけが誕生するし、なにより合わせておよそ300円。好きなおにぎりをもう1つ追加しても500円以内に収めることが可能だ。

また、白米にかければ即席ハヤシライスになるなど、組み合わせのバリエーションはかなり豊かだ。

以上から、牛をとにかく味わいたいなら「牛たん&ステーキ弁当」など牛肉メインの駅弁を、お手軽さを重視するなら「オムすび」をお勧めする。

これ以外の缶入りスープもクオリティが高いものが多い。小腹がすいた時に試してみてはいかがだろうか。