対人関係のために知っておきたい 性格別「怒りポイント」6タイプ
物事が思うように運ばなかったり、理不尽な目にあったりすると、私たちは怒りやイライラを感じます。仕事やスポーツなど、情熱を注いでいることであればなおさらです。
「怒り」も「イライラ」も人間本来の感情ですからなくすことはできません。でも、その怒りがいつまでも収まらなかったり、あまりに激しかったりすると、人間関係に支障が出ますし、平常心が失われ、物事がさらにうまくいかなくなってしまいます。
■必要なのは「怒りをコントロールすること」
『アンガーマネジメント×怒らない体操 たった6秒で怒りを消す技術』(安藤俊介、デューク更家著、集英社刊)によると、必要なのは「怒りを感じないようにすること」ではなく「怒りをコントロールすること」。
その第一歩として有効なのが、自分の「怒りのタイプ」を知っておくことだとしています。
■正義感が強くルール違反が許せない「公明正大」タイプ
性格が人それぞれ違うように、「どんなことに怒るか」も人によって様々です。たとえば「ルールを守らない人やマナーを気にしない人が大嫌い!」という人は「公明正大」タイプかも。
このタイプの特徴は「正義感の強さ」です。道徳や秩序を愛する実直な人だけに、曲がったことや倫理に反することに強い怒りを覚えます。
しかし、ルール違反もマナー違反も世の中にあふれていますから、いちいち怒っていたらストレスが溜まって仕方ないはず。「本当に怒るべきこと」の線引きをするためにも、「自分にとって大事な問題か」「怒ることで何か変わるのか」という視点を持ってみましょう。
■自分にも他人にも厳しい「博学多才」タイプ
ストイックな完璧主義者は「博学多才」タイプ。
向上心が強く自分に厳しいタイプだけに、物事に白黒をつけないと気が済まない性分で、「グレーゾーン」が大の苦手。優柔不断な人やあいまいな態度を取られるとイライラしてしまいます。
世の中にはあいまいなままにしておいた方がいいこともありますし、良いか悪いか、好きか嫌いかで決められないこともたくさんあります。このタイプに必要なのは、そのことを理解するために、物事を一歩引いて見ることです。
■「威風堂々」タイプはリーダー気質
「威風堂々」タイプはリーダーに多く見られます。
プライドが高く、人から頼られることに慣れているため、自分が大切に扱われていないと感じた時や、欲しいものが手に入らない時に怒りを感じます。
武器でもあるプライドを少し引っ込めて謙虚になることは、自分を卑下することではありません。他人からのアドバイスや苦言にまで怒りを感じてしまうようなら、それは感情に支配されてしまっています。
■自分のルールが一番「外柔内剛」タイプの怒り方
温厚そうに見えて、一度決めたことは誰になんと言われても譲らないのは「外柔内剛」タイプです。自分のルールを強く持っていて、そこから外れたことをしたりさせられたりすることに憤りを感じます。
「自分のルール」「自分なりの判断基準」というと聞こえがいいですが、それが他人のルールと衝突しないとは限りません。「相手には相手のルールがある」ということを知って相手を尊重しないと、人間関係が難しくなってしまうかも。
■冷静沈着な人がストレスと怒りを感じる場面とは
いつでも冷静沈着で、物事を落ち着いて考えられる慎重な人は「用心堅固」タイプ。一見すると、そもそも怒ったりすること自体あまりなさそうですが、そんなこともありません。
このタイプにありがちなのが「この人はこういう人」と他人の性格にレッテルを貼って、ゲームのように行動を計算すること。しかし、他人が単純なレッテル通りに動くはずもありません。そして、想定通りに進まないストレスが怒りに転じてしまうのです。
まずは「レッテル貼り」を見直して、物事をすぐに決めつけないように心がければ、少しずつ他人を受け入れられるようになり、イライラすることも減っていくはずです。
■「天真爛漫」なカリスマが最も嫌うこと
人間的な魅力に長けて、他人をどんどん巻き込んで引っ張っていく「天真爛漫」タイプは、表現力と自己主張力に長け、カリスマ的なタイプ。
このタイプは自由に自己主張できなかったり、やりたいことを封じられることにフラストレーションが溜まります。自分が他の人より優れていることを疑っていないぶん、こんな時に自分の意見に従わない人に対して高圧的な態度をとりがちです。
魅力でもある自己主張の強さも、あまりに高じると周囲とのトラブルになりますし、そうなっては余計にイライラも募るはず。力づくで意見を通す、以外の方法も模索することが、このタイプには必要なようです。
◇ ◇ ◇
いかがでしたか?
ここで取り上げた6つの怒りのタイプに心当たりがある人は、もしかしたら怒りに振り回されて、自分の人生を自分で窮屈にしてしまっている人かもしれません。
「怒りに振り回されないために、どうマネジメントするか」
本書では、このテーマについてさらに詳しく解説されるとともに、共著者であるデューク更家氏による、「心の器」を大きくして怒りを感じにくくするためのエクササイズも紹介され、「怒り」に心身両面から対処するノウハウが明かされています。
怒りで人間関係が壊れたことがある。
怒りのせいで仕事が手につかない。
こんな経験がある人に、「怒りをコントロールするメンタル」と「怒りを感じにくくする体づくり」をつづった本書は参考になる部分が多いはずです。
(新刊JP編集部)
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『アンガーマネジメント×怒らない体操 たった6秒で怒りを消す技術』(安藤俊介、デューク更家著、集英社刊)によると、必要なのは「怒りを感じないようにすること」ではなく「怒りをコントロールすること」。
その第一歩として有効なのが、自分の「怒りのタイプ」を知っておくことだとしています。
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性格が人それぞれ違うように、「どんなことに怒るか」も人によって様々です。たとえば「ルールを守らない人やマナーを気にしない人が大嫌い!」という人は「公明正大」タイプかも。
このタイプの特徴は「正義感の強さ」です。道徳や秩序を愛する実直な人だけに、曲がったことや倫理に反することに強い怒りを覚えます。
しかし、ルール違反もマナー違反も世の中にあふれていますから、いちいち怒っていたらストレスが溜まって仕方ないはず。「本当に怒るべきこと」の線引きをするためにも、「自分にとって大事な問題か」「怒ることで何か変わるのか」という視点を持ってみましょう。
■自分にも他人にも厳しい「博学多才」タイプ
ストイックな完璧主義者は「博学多才」タイプ。
向上心が強く自分に厳しいタイプだけに、物事に白黒をつけないと気が済まない性分で、「グレーゾーン」が大の苦手。優柔不断な人やあいまいな態度を取られるとイライラしてしまいます。
世の中にはあいまいなままにしておいた方がいいこともありますし、良いか悪いか、好きか嫌いかで決められないこともたくさんあります。このタイプに必要なのは、そのことを理解するために、物事を一歩引いて見ることです。
■「威風堂々」タイプはリーダー気質
「威風堂々」タイプはリーダーに多く見られます。
プライドが高く、人から頼られることに慣れているため、自分が大切に扱われていないと感じた時や、欲しいものが手に入らない時に怒りを感じます。
武器でもあるプライドを少し引っ込めて謙虚になることは、自分を卑下することではありません。他人からのアドバイスや苦言にまで怒りを感じてしまうようなら、それは感情に支配されてしまっています。
■自分のルールが一番「外柔内剛」タイプの怒り方
温厚そうに見えて、一度決めたことは誰になんと言われても譲らないのは「外柔内剛」タイプです。自分のルールを強く持っていて、そこから外れたことをしたりさせられたりすることに憤りを感じます。
「自分のルール」「自分なりの判断基準」というと聞こえがいいですが、それが他人のルールと衝突しないとは限りません。「相手には相手のルールがある」ということを知って相手を尊重しないと、人間関係が難しくなってしまうかも。
■冷静沈着な人がストレスと怒りを感じる場面とは
いつでも冷静沈着で、物事を落ち着いて考えられる慎重な人は「用心堅固」タイプ。一見すると、そもそも怒ったりすること自体あまりなさそうですが、そんなこともありません。
このタイプにありがちなのが「この人はこういう人」と他人の性格にレッテルを貼って、ゲームのように行動を計算すること。しかし、他人が単純なレッテル通りに動くはずもありません。そして、想定通りに進まないストレスが怒りに転じてしまうのです。
まずは「レッテル貼り」を見直して、物事をすぐに決めつけないように心がければ、少しずつ他人を受け入れられるようになり、イライラすることも減っていくはずです。
■「天真爛漫」なカリスマが最も嫌うこと
人間的な魅力に長けて、他人をどんどん巻き込んで引っ張っていく「天真爛漫」タイプは、表現力と自己主張力に長け、カリスマ的なタイプ。
このタイプは自由に自己主張できなかったり、やりたいことを封じられることにフラストレーションが溜まります。自分が他の人より優れていることを疑っていないぶん、こんな時に自分の意見に従わない人に対して高圧的な態度をとりがちです。
魅力でもある自己主張の強さも、あまりに高じると周囲とのトラブルになりますし、そうなっては余計にイライラも募るはず。力づくで意見を通す、以外の方法も模索することが、このタイプには必要なようです。
◇ ◇ ◇
いかがでしたか?
ここで取り上げた6つの怒りのタイプに心当たりがある人は、もしかしたら怒りに振り回されて、自分の人生を自分で窮屈にしてしまっている人かもしれません。
「怒りに振り回されないために、どうマネジメントするか」
本書では、このテーマについてさらに詳しく解説されるとともに、共著者であるデューク更家氏による、「心の器」を大きくして怒りを感じにくくするためのエクササイズも紹介され、「怒り」に心身両面から対処するノウハウが明かされています。
怒りで人間関係が壊れたことがある。
怒りのせいで仕事が手につかない。
こんな経験がある人に、「怒りをコントロールするメンタル」と「怒りを感じにくくする体づくり」をつづった本書は参考になる部分が多いはずです。
(新刊JP編集部)
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