ししゃもは頭からしっぽまで食べられる食材なので、栄養が豊富。私は卵のプチプチ感が好きで、昔からよく食べています。

ほかの人も当たり前に食べていると思っていましたが、主宰の料理講座で「ししゃもは栄養豊富なので、ぜひ食べましょう!」と話すと、「ほとんど食べない」「食べたことがない」という方が、なんと90%以上。あまりの人気のなさに驚きました。

ししゃもは骨まで食べられるので、カルシウムが豊富。そして貧血予防になる鉄分やビタミンB12、美肌に役立つビタミンAや亜鉛、血行を促すビタミンEと、とても栄養価の高い食材です。

働くママはもちろん、成長期のお子さんにもぜひ食べてもらいたい魚なのです。

あまり人気のないししゃもを、どうやったら食べてもらえるか? と考えてやってみたのが、イタリアン風の味付け。にんにくとオリーブ油、バジルにからめて焼いてみたら、ワインに合うおつまみに変身!

私は普段、ししゃもを魚焼きグリルではなく、トースターで焼いています。このイタリアン風ししゃもも簡単にトースターで作ることができます。

■トースターで簡単! 「イタリアンししゃも」

レシピ制作:管理栄養士 長 有里子


<材料 2人分>
ししゃも 8〜10尾
にんにく 1/2片
オリーブ油 大さじ2
バジル(乾燥) 小さじ1
 
 

<作り方>
1、アルミホイルを2枚重ね(破れないよう)、四隅を立てて入れ物状にする。

2、(1)におろしにんにく、オリーブ油、バジルを入れて混ぜ、ししゃもも入れてからめる。


3、トースターで焼く。(私は900wで15分焼いています)


ちなみに、このレシピの分量(調味料)・作り方で、秋鮭やほかの切り身魚を焼いてもおいしくいただけます。

ししゃもは塩分がついているので、塩はふらないで調理していますが、ほかの生魚で作る場合は、塩をふってから調味料をからめてくださいね。

(長 有里子)