暑い夏は、火を使った料理はなるべくしたくないですよね。今回ご紹介するパスタソースは、切ったトマトをボールの中で調味料と混ぜるだけなので、ソースを作るときに火を使いません。

さらに、パスタを茹でるときにも火を使わないコツがあります。

私は沸騰した湯の中にパスタを入れてひと混ぜしたら、ふたをして火を止めてしまいます。
数分後、パスタ同士がくっついてしまっている場合もあるので、さっとふたを開けてひと混ぜ。

そしてふたをして、また放置。そうすると、時間がくれば…ちゃんと茹で上がってるんです。

パスタメニューは手軽なので、夏休みのお昼ご飯として作りやすいのですが、10分くらいパスタを茹でないといけないのが難点。 でも、この方法なら、夏でも気軽にパスタを作れます。

■フレッシュトマトのパスタ

レシピ制作:管理栄養士 長 有里子


<材料 2人分>
スパゲッティ 160g
トマト 1.5個(小さめなら2個)
<調味料>
 おろしにんにく 少々
 はちみつ 小さじ1
 塩・こしょう 適量
 オリーブ油 大さじ2
 
 

<作り方>
1、トマトは1cm角の角切りにする。

2、ボウルに1のトマト、おろしにんにく、はちみつ、塩・こしょうを入れて混ぜ合わせる(塩は少し強めがおいしい)。

3、オリーブ油を少しずつ入れ、混ぜ合わせる。オリーブ油とトマトの汁が混じり合って、とろりとしたらOK。

4、1%の塩を入れて沸かした湯に、スパゲッティを入れ、ふたをして火を止める。
  スパゲッティ同士がくっつかないように、時々ふたを開けて混ぜながら、表示時間になるまで放置する。

5、茹であがったら冷水にとり、水気を切る。

6、器にスパゲッティを盛り、ソースをかける。

ちなみに、以前このパスタを作るときに、にんにくを入れ忘れてしまいました。すると「あれ? あまりおいしくない?」というようなぼんやりした味に。そのとき以来、にんにくの威力はすごいなあと、思うように。

栄養面でも、にんにくは魅力的です。独特のあの臭い成分は、体のエネルギーを生み出すビタミンB1の働きを助けて、疲労回復や夏バテ予防に役立つといわれています。にんにくを食べるとスタミナがつくといわれるのは、このため。

猛暑日続きで疲れがたまりやすい体には、にんにくを取り入れたメニューがおすすめですよ。
 

(長 有里子)