澤穂希

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19日、直筆のファックスで発表された澤穂希さん第一子ご懐妊の報せ。安定期に入ったところでの発表ということと、2017年1月に出産予定であることが明かされました。

一般的に安定期と呼ばれるのが妊娠16週0日からとなりますので、妊娠が発表された7月19日が16週0日だとすると、出産予定日となる妊娠40週0日は2017年1月3日となります。情報通りと言いますか、本当に安定期に入って間もなく発表されたのであろうことがうかがわれます。

このタイミング、実は23年後に影響を及ぼす大きな奇跡の可能性をもつものです。

もし澤さんの第一子が男の子で、もし現行の五輪の規定が変わらず、このまま予定通り2017年1月頭に生まれてきた場合、その子は「2040年夏季五輪の年に23歳に達する」年代となります。1月生まれならば、そのグループの中でも最年長のあたり。

つまり、2040年五輪を「もっとも年齢と経験を重ねた23歳以下の選手」として迎えられるのです。4年に一度の五輪だけに、生まれ年と大会のタイミングが合わず、出場を逃したり、チカラ及ばなかったりする選手も多い中で、このドンピシャ感。さすが澤さんと唸るほかありません。

ワールドカップを制し、女子のバロンドールまで手にした澤さんですが、唯一及ばなかったのが五輪での金メダル。2040年、自慢の我が子が母を超える金メダルを獲得するようなことがあれば、漫画のようなストーリーではありませんか。奇跡としか言いようがない話ですが、澤穂希とその一族ならやってしまうかもしれない。そう思わせてしまうのが、澤穂希さんなのです。

(文=フモフモ編集長 http://blog.livedoor.jp/vitaminw/)