iPhoneの刷新は3年に一度に変更、iPhone 7はマイナーチェンジのみ (日経報道)
現行の iPhone 6s そっくりな図面や実機写真(と称するもの)が出回るようになった次期 iPhone 、順当にゆけば iPhone 7 の話題。
今度は日経が、iPhone のフルモデルチェンジ周期は従来の2年から1年伸びる、次は今年秋ではなく2017年になる見通しと報じています。
新製品が毎年登場する iPhone ですが、2008年発売の iPhone 3G と翌2009年の iPhone 3GS以来、外見が大きく変わるフルモデルチェンジは1年おきに、あいだの年はほぼおなじ筐体のまま性能を向上させる『s』型番を出すサイクルが続いてきました。
このため順当にゆけば、2015年秋発売の現行 iPhone 6s / 6s Plus の次、おそらく今年の秋に発売される新型はフルモデルチェンジの iPhone 7 になるはずです。
しかし5月31日付の日経新聞によれば、「iPhoneの大幅なモデル更新の周期が事実上1年延びる見通し」であり、今年秋の新製品は小幅改良に留まるとのこと。
アップルの発表ではない業界動向ネタとあって特にソース開示はありませんが、日経では更新サイクル鈍化の背景としてスマートフォンの機能が成熟化(改良の余地が減ってきたこと)を挙げています。
(更新「周期」が伸びるという日経記事の表現からは、2年サイクルが今後は3年サイクルに変わるような印象を受けますが、記事本文では2017年以降には特に触れていません。)
この「iPhone 7は iPhone 6 / 6sとあまり変わらないらしい」「むしろ10周年になる2017年モデルがすごいらしい」説は、今回の日経の報道以前からさまざまな方面で語られてきました。多くのアナリストが2017年モデルでの採用を見込む有機ELディスプレイなどは最近のうわさですらなく、アップルが本格的な検討やサプライヤ選びを開始した数年前から延々と続いてきた話です。
では今年の「小幅改良にとどまる」モデルがどのような改良かといえば、日経ではカメラの機能向上、イヤホン穴の廃止、耐水性の向上と電池駆動時間の延長を挙げています。こちらも、これまで証券アナリストや中国のサプライヤ筋情報としてこれまで伝えられてきたうわさと変わりません。
『来年の10周年 iPhoneは新ガラス筐体と有機ELで大刷新、今年の iPhone 7(仮)はマイナーチェンジ?(KGIアナリスト)』
ここ最近になって増えてきた「流出図面」や「流出写真」では、目につく変更点は背面の金属部を横断する樹脂のアンテナ線が移動したり、ヘッドホン端子が見当たらない、大きなモデルではiPad Proに似たSmart Connectorらしき端子がある(ない場合もある)など。サイズは一昨年のiPhone 6、去年のiPhone 6s とほぼおなじです。
一方、アップルのティム・クックCEOはといえば、米国のニュース番組でホストに「(いまある機能に加えて) これ以上なにが必要なのか思いつかない」と言われた際、新しいiPhoneには、それなしで生きて行けないほどの何かが加わると宣言しています。
クックいわく、「以前から変わらぬアップルの目的は、生活を真に豊かにすること。昔はこれなしでどうやって生きてきたのだろうと不思議に思うような」。その新機能が具体的に何なのかはもちろん教えてくれません。
3.5mmヘッドホンジャックの廃止が事実であれば、防水性能の向上や新方式のヘッドホンあたりを指しているような気がしないでもありませんが、寸法や筐体デザインと無関係な新機能の可能性は常にあります。iPhone 7ではまだ誰も想像していない驚きの新機能を、来年の10周年モデルまで出し惜しみせず投入してくれることに期待したいものです。
今度は日経が、iPhone のフルモデルチェンジ周期は従来の2年から1年伸びる、次は今年秋ではなく2017年になる見通しと報じています。
新製品が毎年登場する iPhone ですが、2008年発売の iPhone 3G と翌2009年の iPhone 3GS以来、外見が大きく変わるフルモデルチェンジは1年おきに、あいだの年はほぼおなじ筐体のまま性能を向上させる『s』型番を出すサイクルが続いてきました。
しかし5月31日付の日経新聞によれば、「iPhoneの大幅なモデル更新の周期が事実上1年延びる見通し」であり、今年秋の新製品は小幅改良に留まるとのこと。
アップルの発表ではない業界動向ネタとあって特にソース開示はありませんが、日経では更新サイクル鈍化の背景としてスマートフォンの機能が成熟化(改良の余地が減ってきたこと)を挙げています。
(更新「周期」が伸びるという日経記事の表現からは、2年サイクルが今後は3年サイクルに変わるような印象を受けますが、記事本文では2017年以降には特に触れていません。)
この「iPhone 7は iPhone 6 / 6sとあまり変わらないらしい」「むしろ10周年になる2017年モデルがすごいらしい」説は、今回の日経の報道以前からさまざまな方面で語られてきました。多くのアナリストが2017年モデルでの採用を見込む有機ELディスプレイなどは最近のうわさですらなく、アップルが本格的な検討やサプライヤ選びを開始した数年前から延々と続いてきた話です。
では今年の「小幅改良にとどまる」モデルがどのような改良かといえば、日経ではカメラの機能向上、イヤホン穴の廃止、耐水性の向上と電池駆動時間の延長を挙げています。こちらも、これまで証券アナリストや中国のサプライヤ筋情報としてこれまで伝えられてきたうわさと変わりません。
『来年の10周年 iPhoneは新ガラス筐体と有機ELで大刷新、今年の iPhone 7(仮)はマイナーチェンジ?(KGIアナリスト)』
ここ最近になって増えてきた「流出図面」や「流出写真」では、目につく変更点は背面の金属部を横断する樹脂のアンテナ線が移動したり、ヘッドホン端子が見当たらない、大きなモデルではiPad Proに似たSmart Connectorらしき端子がある(ない場合もある)など。サイズは一昨年のiPhone 6、去年のiPhone 6s とほぼおなじです。
一方、アップルのティム・クックCEOはといえば、米国のニュース番組でホストに「(いまある機能に加えて) これ以上なにが必要なのか思いつかない」と言われた際、新しいiPhoneには、それなしで生きて行けないほどの何かが加わると宣言しています。
クックいわく、「以前から変わらぬアップルの目的は、生活を真に豊かにすること。昔はこれなしでどうやって生きてきたのだろうと不思議に思うような」。その新機能が具体的に何なのかはもちろん教えてくれません。
3.5mmヘッドホンジャックの廃止が事実であれば、防水性能の向上や新方式のヘッドホンあたりを指しているような気がしないでもありませんが、寸法や筐体デザインと無関係な新機能の可能性は常にあります。iPhone 7ではまだ誰も想像していない驚きの新機能を、来年の10周年モデルまで出し惜しみせず投入してくれることに期待したいものです。