株主優待券やクーポン券を駆使すればお金は「増える」。世の中の「錬金術」的裏テクニック

写真拡大

人気テレビ番組『月曜から夜ふかし』で大ブレイクした「株主優待で暮らす桐谷さん」シリーズは、将棋棋士であり個人投資家でもある桐谷広人さんが、各企業が株主に発行している優待券を駆使して生活費を使わずに毎日を過ごす姿を追いかけて人気を呼んでいる。

株主優待券はそれをメインにしても生活できるほどオトクに使えるもの。しかし、その企業の株主にならないともらえない。だから、まとまったお金が必要だと勘違いされがちだが、実は身近な場所で購入することができる。それは、金券ショップやインターネットオークションだ。桐谷さんも自分にとって価値が低い株主優待券は金券ショップに売っているという。

■株主優待券を駆使すると「お金が増える」?

インターネット通販サイト「Amazon」を使った転売ビジネスで成功を収めた坂本好隆氏は新刊『錬金術で億万長者 もはやだれでもお金持ちになれる28の裏ルール』(アイバス出版刊)の中で、株主優待券を「現代の錬金術の一つ」として紹介している。

坂本氏は前述の通り、「Amazon」を利用した転売ビジネスを展開しているが、そこで最も重要になるのが「仕入れ」だという。特に毎年のように新しいモデルが発売される家電製品は人気が高い。その分、高く売れるのだが仕入れ額も定価付近になってしまう。安く仕入れて高く売るのが転売ビジネスの基本だから、仕入れ額は抑えたいところだ。

そこで坂本氏は、エディオンやビックカメラ、ベスト電器などといった家電量販店の株主優待券を金券ショップで購入し、その券で商品を仕入れる方法を教える。ある量販店の優待券は11000円の券が8500円で購入できたそうで、すでにここで22.7%の利益を獲得。さらにそれで商品を仕入れて売ることができれば…想像は容易につくだろう。また、株主優待券を頻繁に使うことで、お得なセールの情報など有利な提案をしてもらえる確率も上がるそうだ。

■「ポイント還元」「地域限定割引券」…他にも「錬金術」はたくさんある。

ほかにも、「ポイント還元」や「クーポン券」「キャッシュバックキャンペーン」「エリア限定割引券」なども同様の使い方が可能だ。

需要がある商品や人気が高い商品はなかなか値段が下がらないものだが、だからといって定価で買っても、転売したときに出る利益は雀の涙か、それどころか赤字が出てしまう可能性がある。しかし、坂本氏のような考え方をすれば、例えば仕入れの際に付与されるポイントでさえも最後にはお金に「変わる」のだ。

『錬金術で億万長者 もはやだれでもお金持ちになれる28の裏ルール』はお金を増やすための方法を、マインドとテクニックの双方の面からアプローチをして教える一冊。

お金を増やすためには、今のテクノロジーを駆使する必要があるし、いろいろな情報を吸収しながら社会を見る力を養い、そして考え方そのものを変える必要もある。なかなかネットビジネスがうまくいかないという人にとっては参考になる部分があるはずだ。

(新刊JP編集部)