負傷で代表離脱した小林悠、同点弾演出などフル出場で川崎Fの無敗継続に貢献

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[4.2 J1第1ステージ第5節 川崎F 1-1 鹿島 等々力]

 川崎フロンターレのFW小林悠は怪我の影響を感じさせない動きで同点ゴールに絡むなど、チームの勝ち点獲得に大きく貢献した。

 ハリルジャパンの初陣となった昨年3月の代表合宿も直前の負傷で参加を辞退するなど、これまで何度も怪我に泣かされてきた小林。今回は途中出場した3月24日のアフガニスタン戦(5-0)で受けた打撲の影響で一夜明けた25日のトレーニングを途中で切り上げ、その後、離脱が発表された。

 小林は怪我の影響が心配されたが、この日も先発に名を連ねると、積極的に裏に抜け出すなど、FW大久保嘉人がベンチスタートの川崎Fを牽引。しかし、前半34分に後方からMF小笠原満男のプレス受けて右足首あたりを痛め、ピッチに倒れ込んだ。

 負傷交代かと思われたが、これは大事に至らずプレーを続けると、1点ビハインドで迎えた前半36分に、MF田坂祐介のスルーパスに抜け出し、飛び出したGK曽ヶ端準の頭上を突く右足ループ。小林はその勢いのままGK曽ヶ端と接触したが、威力のなかったシュートをMFエウシーニョが押し込み、1-1と同点に追いついた。

 その後、オープンな展開となった試合は、得点は入らなかったものの小林はフル出場で最後まで奮闘。勝利とはならなかったが、チームの無敗継続に貢献している。


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