街角の看板やネット、テレビなどで目にすることが多い企業やサービスのロゴは、文字で説明しなくとも、ひと目見るだけでブランドを認識できるという重要な意味を持つアイコンです。サイト「Evolve」では、今や世界中で知られている企業のロゴが昔はどんな風だったのかをひと目で見ることができます。

Evolve

http://logoevolve.com/

サイトを開くと、今やほとんどの人が見たことがあるロゴが並んでいます。



各企業のロゴにマウスを乗せると、昔のロゴが表示されます。たとえば、Appleのリンゴマークにマウスカーソルをあわせると……



ロゴがくるっと裏返って、創業当時のロゴが表示されました。こんな風に、各企業の最新のロゴと誕生した頃のロゴを見ていけるというわけです。



民泊で注目を浴びるAirbnbの昔のロゴは、どことなくドーナツ屋さんを連想してしまうデザインだった模様。



世界最大のネット小売業、Amazonは「A」の文字をモチーフにしたロゴ



「ロゴ」というよりは「紋章」と書いた方が雰囲気が合いそうなキヤノンのロゴは、「観音菩薩の慈悲にあやかりたい」と名付けられた同社の試作一号機「KWANON(カンノン)」に付けられたもの。1934年に作られたもので、千手観音と火焰をモチーフにしたものとなっていました。



とはいえ、このロゴが製品に使われていた例はほとんどないようで、1935年には現在のデザインに通ずるテイストのロゴが誕生しています。このあたりの遍歴はキヤノンのサイトで解説されています。



コカ・コーラのロゴは、シンプルなフォントが使われていた様子。



火狐をモチーフにしたFirefoxですが、昔はフェニックス(火の鳥)をモチーフにしたものになっていました。



Googleも数々の遍歴を経て今の形に。



マクドナルドのロゴに初めて登場したキャラクターは、1950年前後に誕生した「Speedie」でした。その後、1968年に現在でも使われている2つのアーチを持つ「ゴールデン・アーチ」と呼ばれるロゴが誕生。



Microsoftは、テクノな感じのするロゴからスタートしたようです。



ペプシのロゴは、現在とは全く異なる世界観のロゴだったことがわかります。



貝殻がモチーフのシェル石油のロゴですが、ヘタをすれば昔のものは貝殻と認識するのさえ難しく感じてしまいます。



Oculusのように、比較的歴史が浅い企業だと以前のロゴにもまだ見覚えがあります。



PayPalも以前はこんなロゴでした。



しかし、Twitterの場合は、果たして同じ企業なのかすら怪しく思えるほどの変わりっぷり。2006年の創業当時のブランド名は「twttr」というものでした。



この他にもサイトでは「レゴ」や「UBER」、「フォルクスワーゲン」、「IBM」などのロゴを見ることが可能。その中に一つだけ、昔からロゴが変わっていないブランドがありました。