バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)で相手選手にかみつき、長期出場停止処分を科されたことは記憶に新しい。チェルシーFWジエゴ・コスタも、その道をたどることになるのだろうか。

チェルシーは12日、FAカップ準々決勝でエヴァートンと対戦し、0-2と敗れた。チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で敗退したばかりのチェルシーにとっては、再びのカップ戦敗退で、今季の無冠が確定している。

チームが77分、82分と立て続けに元チェルシーFWロメル・ルカクのゴールで失点し、敗退が濃厚となった84分、コスタはエヴァートンMFガレス・バリーのタックルを受けて転倒。これに怒り、立ち上がってバリーに詰め寄る。

両軍選手が入り乱れ、主審はバリーとコスタの双方にイエローカード。すでに警告を受けていたコスタは退場となった。なお、バリーもその後、2枚目のイエローカードを出されて退場している。

問題は、コスタがバリーに詰め寄った際、首のあたりをかむような仕草をしていることだ。映像に残っており、各メディアで大きな騒ぎとなっている。

かみつきと言えば、過去に3度も“前科”があるスアレスが有名だ。ブラジルW杯でイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニをかんだスアレスは、4カ月の活動禁止を命じられ、バルセロナに移籍してからも当初は試合に出場することができなかった。

コスタにも同様の厳罰処分が科されるのだろうか。今後の進展が注目される。