運転免許証を持っている人なら誰もが通った教習所。その決まりは今も昔も変わりありません。

ですが、実は教習所でも今と昔じゃ変わった点もあると言われています。現代と約50年前(1960年前後)の教習所を比べてみましょう。

■昔はマニュアルで免許取得が当たり前!?

今ではマニュアルとオートマの2種類があり、マニュアルコースを選んでいる人は少し尊敬の眼差しで見られることも。女性でマニュアルコースとなると「女の子なのにすごい!」と思う人も多いのではないでしょうか?

現在ではオートマで十分という認識もあるほどですが、昔はマニュアル車が主流の時代。オートマ限定免許が創設された1991年までは、男女問わず全員がマニュアルで運転免許証を取得していました。

■昔は鬼教官が当たり前!?

教習所に行く前ってなんとも言えない不安に襲われますよね。「教官って怖いのかな」という考えは、誰もが1度は脳裏に浮かんだことがあるのではないでしょうか?

でも、今の時代は実際に行くと、余程のことをしない限り、こっぴどく怒られた経験をしたという人は少ないと思います。むしろ、教官と友達感覚で教習所が楽しかったという人もいるほど。

ですが、昔は教官=怖いという認識が当たり前。ちょっとしたミスで暴言を吐かれた経験もある人も多いとか。教習所にビクビクしながら通っていた人もいたそうです。

■昔は教官と教習生の喧嘩もたびたびあった!?

横柄な態度な教官が多かったのも事実。それに耐えかねて、教官と喧嘩をしてしまう教習生もいたとか。「路上で普通に喧嘩してたよ」と話す世代もいるほど。

今では教官と喧嘩だなんて考えられない時代なので、これにはびっくする年代も多いのではないでしょうか。

■昔は応急処置の授業がなかった!?

応急処置の授業が1番恥ずかしいという人も多いのではないのでしょうか。妙に記憶に残る授業でしたよね。実は応急処置の授業は1994年から規定されたため、昔はこの授業がありませんでした。ここ20年で運転免許証を取得した人にとっては驚きのことかと。

こうして比べてみると、今と昔じゃだいぶ変わりましたね。昔の人からすると「今は運転免許証が取りやすい時代」なんて言う人も。

(鈴木 唯)

今と昔じゃ実は結構違う?教習所はここが変わったかも(http://clicccar.com/2015/11/15/339301/)