20日、100周年という記念すべき大会となった「第97回 全国高校野球選手権」は神奈川県の東海大相模が45年ぶり2度目の優勝を飾り幕を閉じた。

ファンやメディアから注目の的となった早稲田実業・清宮幸太郎、関東第一・オコエ瑠偉はそれぞれベスト4で敗退するも、1年生ながら2本の本塁打を放った清宮と高い完成度で球場を沸かし続けたオコエ、両者の価値はうなぎのぼりとなった。

すると21日、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」では、MLBロサンゼルス・ドジャースの日本担当スカウト・大慈彌功氏が二人を評価する様子が放送された。

オコエについて「身体能力がずば抜けてますよね。スーパーアスリートですね。凄いです。走力はもちろん、打球に対する素早い反応ですよね。あとベースランニング。走塁ですよね。それも素晴らしい」と開口一番、絶賛した大慈彌氏は「この子の場合はいい打撃コーチに教わればもっと打てるようになる」と更なるノビシロも指摘した。

また、清宮については「ナンバーワン」と言い切った大慈彌氏。「彼の場合はパワーだけでなく技術も兼ね備えているんです。イチローと比較するくらい技術があるんですよ。パワーは大リーグで活躍した松井秀喜選手に匹敵するんじゃないか」とこちらも誉めちぎった。

さらに同氏は「松井秀喜選手も、ちょっと言い方が悪いんですけどすごく図太いですよね。物怖じしない。清宮君の場合もテレビのインタビューの受け答えとか見ると非常に精神的に安定しているというか、物怖じしない」と続けると「アメリカでもホームラン王になれる可能性を秘めている」と語った。