7月2日、日本時間午前8時にキックオフとなる女子ワールドカップ準決勝、日本対イングランド。4年前に日本が優勝した大会で唯一敗れた相手ということから、多くのイングランド・サポーターはこの対戦に自信を窺わせている。

試合前日になり、英国メディアも女子サッカーの話題で持ちきりだが、ファンからは「空中戦なら十分勝てる可能性がある」「イングランドはセットプレイで間違いなくチャンスがあるだろう」「(イングランドは)しっかり守って、前線でプレス、セットプレイで得点。これをモノにして決勝に行こう!」「ハイボールが唯一の得点する方法だ」と、セットプレイやロングボールでの得点と固い守備で日本から勝利を奪えると確信するサポーターのコメントが並んでいる。

一方で「日本はカナダみたいに簡単に点が取れる相手じゃない」「日本からボールを取るのは大変だと思う。ただゲームを支配しても決定力に欠けている」「日本はディフェンディング・チャンピオンなのに過小評価されている」など、日本を倒すのは難しいという認識のファンも多いようだ。

英国人サポーターの「イングランド女子は原始的なロングボール・スタイルだが、今大会のどのチームよりも気迫があるし粘り強いチーム。日本の方が優れているし、彼女たちのパスサッカーは見ていて楽しいがイングランドほどの闘争本能はない。イングランドはこの試合に全てを賭けるだろう」とのコメント通り、全く正反対のタイプの両チーム。最後は闘争本能といったメンタル面なども含めた総力戦になることを予想している。