各府省庁は8月23日と24日の両日、全国の小・中学生を対象に夏休み恒例の「子ども霞が関見学デー」を実施する。大臣と直接話す機会があるほか、霞が関の地下トンネル見学など多様なイベントが予定されている。

 このイベントは1996年から、旧文部省が職員の子どもに親の職場を見てもらう狙いで始まった。中小企業庁が初めて参加するほか、日本郵政公社や最高裁判所なども参加する。

 総務省、法務省、文科省などは大臣と直接話す機会を設けたほか、霞が関の地下で建設中の共同溝を見学する「かすみがせき地底探検隊!」(国土交通省)、「1億円の重さ体験」(国税庁)、「中小企業の社長さんのおはなし」(中小企業庁)、「麻薬探知犬のデモンストレーション」(財務省)など、さまざまなプログラムを用意。皇居内の施設見学(宮内庁)なども予定している。

 当日は子どもたちが、それぞれ興味に合わせて霞が関を自由に歩くことができるよう、参加者には各省庁等のプログラムと地図が入った「霞が関子ども旅券」を配布、スタンプラリーも実施する。

 昨年のイベントでは、外務省を見学して各国大使館員の話を聞いた中学生は「外務省のことだけでなく、いろいろな国の話が聞けてよかった」、防衛庁で大野功統(よしのり)防衛庁長官(当時)の話を聞いた小学生は「家族や仲間を大事にして、守りたいものがあると、それを守りたくなるという長官の言葉が心に残った」などと話していた。

 問い合わせは各省庁等の担当まで。【了】

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